実は2度死んでいた・・・

田巻華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナーの内容を1週間遅れで簡潔にお伝えしています。2018年2月16日配信分のメルマガです。

 

田巻は2度死んだも同然であると前回のメルマガでお伝えしたところ、拙著を読んでくださった方から何があったのかと反響をいただきました。

 

『「秘書力」で人生の変える!』 のコラムで、生きているのは奇跡である大事故の話を綴っています。局アナ時代の仕事中の交通事故。顔には細かく割れたガラスが入り、全身打撲でリハビリは1年以上続きました。今でも足には後遺症が残っていますが、命だけは助かりました。

 

2度目の死んだも同然の話は本では割愛したのですが、実はAmazonキャンペーンの特典エッセイとしてお届けしました。講演などではたまにお話しますが、文字にするのは出版から1年経ったら解禁しようと思っておりました。

 

そしてこの度、あっという間に1年を迎えました。1冊1冊、必要な方へ届いているようで心から感謝申し上げます。

 

今週のこのメルマガは、言葉の意味などの学びは1つもありません。休憩と思ってお付き合いくださいね。

 

平成5年の大事故で命を取りとめた私ですが、その2年後、またも命を落としていたかもしれない経験をしました・・・。

 

KKB鹿児島放送特別番組「幻の黒を求めて~奄美、沖縄、台湾 鹿児島黒豚のルーツを探る~」鹿児島黒豚のルーツを追う番組です。長年のアナウンサー人生の中で、レギュラー以外でも思い出に残る担当番組は数多くありますが、1つあげるとするとこの番組です。

 

平成7年大晦日に放送。鹿児島、奄美大島、沖縄、台湾と鹿児島黒豚のルーツを探る旅をしました。今ではグルメ番組などでも有名な沖縄のアグー豚ですが、知られるようになる何年も前にこの番組で取り上げています。

本島の南東沖にある周囲40kmの孤島 蘭嶼島(らんゆうとう)。そこに黒豚のルーツがあると聞き、私たち取材班は向いました。

 

 

台北からの直行便のはずが、ちょうど台風が近づき、1度台東へ着陸。そこで気象の変化を見ながら待ち、再度プロペラ機に乗り込みます。操縦席が見える小型飛行機です。しかも・・・1度引き返したあと、軍のパイロットに代わったので、多少の荒れた天気にも対応できるというのです。

えっ? やる気満々です。

(こちら、取材班の写真です。ディレクターが撮影)

 

この時はまだ、その後待ち受けている危険を察知することは出来ませんでした。体重を申請し、あなたは右、あなたは左へ。(笑)この時ばかりは、サバを読んだら重量オーバーになるかもしれないと、本当のことを白状。ちなみに・・・担当ディレクターはかなりの巨漢。それも心配のタネでした。

 

 

上空を旋回しながら、かなりの揺れが続きます。またも着陸は無理な雰囲気・・・

 

 

しかし制作側としては、これでは番組にならないな・・・どうか危険でも降りてくれ。と思っていました。日本と海外の安全基準の違いを知らないと、こんな風にも思うのですね。

 

そして希望通り着陸態勢に入るものの、それはそれは映画のような揺れ。シートベルトをしていても、なぜか天井に頭がぶつかります。

 

その時、私たち取材班は見てしまいました。

 

 

なんと!!!

 

 

操縦席近くの現地のコーディネーターがパイロットの言葉を聞き、何度も何度も胸の前で十字を切っているのです。

 

田巻「ねえ、なんて言っているの?なんて言っているのよ~!!!???」

 

 

さらに、そのコーディネーターはディレクターに向かってこう言い放ちました。「これで落ちたら、あんたのこと恨むよ。」まあ、落ちたらみんな死ぬのだから恨んでもあとのまつり。

 

 

「遺族は蘭嶼島(らんゆうとう)に向かいました。・・・」なんて言葉が浮かんでは消え、勘弁してよ~!!!!!(この2年前の大事故で生きているだけで丸儲けですが、せっかく助かった命をここで失いたくはありません。)

 

 

そして、いよいよ着陸かと足をふんばったら、そのコーディネーターがアワアワしながら大声で叫ぶ!

 

「みんな、ふしぇろ~!!!ふしぇろ~!!!」

 

今となっては、頭をどう守ったって無理なのに、ふしぇろ(ふせろ)と言われると、人間、ふせるわけです(笑)

 

 

ガガガガガ~というけたたましい音と共に、飛行機の小窓から羽が滑走路に叩きつけられるのを目撃。反対側に乗っていたディレクターは小窓から空を見たのでした。

 

 

飛行機が片輪着陸(笑)機体の羽損傷。笑い事ではありませんね。日本であればニュースです。なんとか着陸したのでした。放心状態で降りたら、現地の人が笑いながら近寄ってきます。

 

 

1週間前に軍の飛行機が落ち、数人死亡したばかり。君たちは良かったね。」

 

 

と言っています。(コーディネーターが恨むような顔で通訳)

 

 

さらに、機体の羽に損傷を負い墜落事故しかけたその飛行機が、またすぐに飛び立つ姿を見送ると、短かすぎる滑走路を海に落ちるすれすれのところで

 

「垂直かよ~!」

(この飛行機は、イメージです。)

と言わんばかり、空に向かって直角に離陸する姿に、開いた口がふさがらずおびえる取材班。

 

 

帰りがこわい。こわすぎる。本当にこの島から帰れるのか、今すぐにでも帰りたい。そう思いながらも、番組のためだけに島の探検に乗り出したのでした。

 

そして田巻は、島を取材し始めて何かがおかしいことに気がつきます。

 

あっ・・・この続きを話すと長くなりそうです。

 

ということで、2回死んだも同然の経験をし、生かされていると実感した田巻は、なぜ働くのかと聞かれれば「生きているから」と究極の答えをするようになったのです。「だって~私は生きているんだから~」

 

自分が生かされていることに恥じぬよう、少しでも人の役に立つために、「命」である「時間」を使ってまいります。

 

さて、せっかくなので、来週はこの島で見たお話を聞いていただけますか?

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