夢はありません 続編

田巻華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナーの内容を1週間遅れで簡潔にお伝えしています。2018年1月19日配信分のメルマガです。

こちら、3年前の息子です。4年生10歳の時の2分の1成人式、半成人式の様子です。こんなに小さな男の子でしたのに・・・(笑)

 

今週は続編です。いつになく真面目です。前回未読の方、今週から配信の方はまずはこちらからどうぞどうぞ。

メルマガ No.13「夢はありません」

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夢はありません

 

10歳の半成人式で「夢はありません」と答えた男の子に、「正直に自分の気持ちが言えてえらいね」と反応した田巻。クラスの仲間と大勢の保護者が見つめるなか、彼を悲しい気持ちにさせたくはありませんでした。

 

想定外の答えに、「夢がないなんて」「もっと夢を語ろうよ」「もっと大きな夢を持とう」なんて、口が裂けても言えませんし、そうとも思いませんでした。逆に、たった10年しか生きていない人生のなかで将来何になりたいかなんて、正直わからない。だから、「今は」夢はありません。その通りかもしれないと思ったのです。

そして、田巻は頭のなかをフル回転させて、黒板に2つの言葉を書きました。さあ、ここから田巻先生、保護者であることを忘れて(笑)金八先生ばりの熱弁の始まりです・・・

 

「『将来』という字は、将(まさ)にやって来ると書きます。『未来』という字は未だ来ていないと書きます。未来の方が将来よりもずっとずっと先の、もしかしたら生きているうちには経験できないくらい先の話。しかし、『将来』は私たちの人生に必ずやってきます。

 

 

夢や目標は、自分が知っていることからしか出てきません。全く知らないことに憧れを抱くことはないですね。きっと〇〇君が知っていることのなかには、まだ、なりたいと思った職業はないのですね。ない、と判断できるのはすごいことです。〇〇君が知っている世界、そしてクラスのみんなが知っている世界はもしかしたらたったこのくらいの(目の幅くらいに手を広げて)ことかもしれません。

 

しかし、もしかしたらその反対側にやりたいことが見つかるかもしれません。これから大事なのは、視野を広げること。たくさん本を読んだり、人と話したり、テレビを見たり、いろんな所に行ったり。私たちの生活に1つのムダもないのですね。

 

 

そして、保護者の皆様、私たち親にできることは子供たちに視野を広げるきっかけを作ってあげることかもしれません。〇〇君、将来楽しみにしているね。ありがとう。」

 

 

とっさに口から出たことですので、これでよかったのかは正直わかりません。しかし、子供たちよりも大きくうなずいていたのは保護者の方でした。

 

私が考える親の役目は3つ。

・生きる力をつける

・自分の感情や考えを自分の言葉で表現出来るようにする

・視野を広げるきっかけを作る

そしてそのためには、親が子供を信じてまかせる勇気を持つこと。

 

さて、大人になったらどうでしょう。就活セミナーで大学生に話をすると、「どんな企業に入りたいか、どんな職種がいいかわからない」という学生が少なくありません。さらに、主婦や子育て真っ最中の女性が「私にはやりたいことも、夢もありません」と悲しそうに話すこともあります。

「夢のない人間はダメだ」というようなプレッシャーに加え、「夢」という言葉に縛られている感じもします。夢を持って努力する姿は素晴らしいものですが、夢という言葉に縛られて、夢を探すだけの人生は間違っているのかもしれません。

 

それならいっそのこと、夢を持つ必要なんてないのかもしれません。なまけろと言っているわけではなく、今、目の前のことをまずは全力でやり続けること。今の自分は気付いていないだけで、夢のような人生を送っているのかもしれません。夢は未来のように遠くにあるのものではなく、すでに今の仕事や家庭の中にあるかもしれないのです。

 

 

先日、第158回芥川賞を、63歳史上2番目の年長受賞した若竹千佐子氏。「おらおらでひとりいぐも」は、初のノミネートで受賞。昨年、同作で第54回文藝賞を最年長の63歳で受賞し、同11月に作家デビューしました。専業主婦でしたが、夫を亡くしたことをきっかけに55歳で小説講座に通い始めて受賞した快挙です。いやあ~女性って強いですね。

 

会見した若竹氏は「人生の終盤でこんな晴れがましいことが起こるなんて信じられない」と喜びを爆発させ、「何歳でも遅いということはない。いつでも始められるというのが私の実感です。まだまだこれから」と語っています。

 

候補者資料のプロフィール欄には、「主婦」と書かれていたそうです。「本当は社会に出て職業婦人になりたかった」という思いを長年抱き続けてきたが、主婦だからこそ、さまざまなことを考えていけたのでしょう。どんな世界に生きていても、無駄なことなんて一つもない」と主婦として歩んだ人生を肯定しています。

 

そう考えると、50歳を過ぎた田巻にも、皆さんにも、確実に将来があるわけで、「今さら将来のことなんて・・・」なんて言っている場合ではありませぬ。どんなに年を重ねても、必ずその先に「将来」が待っているのですから。さあ、将来、どうしましょう。夢に縛られることなく、夢を見続けましょう。

 

人生に遅いなんて言葉はない、と思うと田巻はやりたいことが多すぎて、常日頃からしている書き出す癖が止まりません。正直、私はこのままでいいのか、私はどこに向かっているのか自問自答したりしているのです。はい。そして、夢は今ここにある・・・とふと気づく時もあるのです。

 

立ち止まれない性分ゆえに何がしたい、こうなりたい、これをする・・・そんなことを書きだしていることもすでに夢に向かっているプロセスですね。

 

 

拙著『「秘書力」で人生を変える!』のキャッチコピーは、「泣いて笑って1ミリでも前へ!」たった1ミリでも進めば、いつか振り返る時、歩んだ道ができているはずです。

 

そして、たまには立ち止まることも必要でしょう。正しいという字は、一度止まると書くと知りました。えらそうなこと言っちゃいました。ぷっ。最後までお付き合いいただきありがとうございました

 

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