「かきいれどき」だけに、「かきいれどき」の話
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「年末の『かきいれどき』だけに、このままコロナが落ち着いてくれれば助かります」
新たな変異株オミクロン株が確認される数日前のことでした。
コロナ禍で大きな打撃を受けた飲食店の店主が、テレビ取材のインタビューに答えていました。
パソコンでこの原稿を書きながら、「かきいれどき」を変換すると、簡単に漢字を使った表記が出てきますが、変換されないとしたら、漢字表記をすぐに思い浮かべることができるでしょうか？
儲けやお客さんを「搔（か）き集める」意味に解釈したとしたら、「掻き入れ時」と書きたくなるかもしれません。
お金や幸福を「搔き集める」という縁起物の熊手などを思い浮かべると、「掻き入れ」はしっくりくるようにも思いますが・・・
正しくは、「書き入れ時」です。
「書き入れ時」とは、商店などで売れ行きがよいため、「帳簿の書き入れに忙しい時」から生まれた言葉です。もともとは、たくさんの利益が見込まれる、期待される時期のことで、転じて、仕事が集中する忙しい時期、利益が多きときのことも指すようになりました。
お客さんを「掻き入れる」のではなく、利益を「書き入れる」わけですね。
辞典には、[補説]で、「『掻き入れ時』と書くのは誤り」とあるくらいなので、やはり間違った使い方をする人が多いのでしょう。
年末年始は何かと出費がかさむので、家庭は、逆書き入れ時？ですが・・・
あっ、家計簿、つけていませんでした。家計簿をしっかりつける主婦には・・・残念ながらなれません。
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●○● 編集後記 ●○●
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早いもので、12月に入りましたが、11月もめまぐるしい毎日でした。
大学の授業やニュース以外にイレギュラーな仕事も多く、専門学校で、プロトレーナーになる学生向けの特別講義や、
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個人レッスンまで入り、11月もぼちぼち働きました。まさに、「書き入れ時」でした。
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～ あなたと月と華の道 ～ M＊Fleur 代表 田巻 華月
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