建設業中堅研修　～(一社）北陸建設アカデミー社会人マナー研修～

建設業で社会人としてのマナー研修を行うのはまだ少数派かもしれませんが、良いものをつくるには、良い人をつくることが重要。技術者である前に、人としての大事な土台がなれば、いくら技術や知識を積み重ねても崩れてしまいます。

胎内市にある一般社団法人北陸建設アカデミーは、胎内市に本社を置く株式会社小野組が中心となり、建設業の人材確保や育成に貢献するため令和2年に設立されました。

4月に行われた2週間かけて学ぶ建設業新人研修につづき、4日間の中堅研修が5月に開催されました。カリキュラムには、まる1日社会人としてのマナー研修が組み込まれ、田巻が担当しました。

新潟県内の各地、上越や魚沼、佐渡からも参加され、20代まら40代まで、建設業3年以上の中堅の皆さんです。組織のなかでは上から下からも挟まれた立場ですが、その中間層が元気があり、やる気がある会社は活気に満ちています。

働くことの意味や社会人としての基本、第一印象の重要性、会社の顔として見られている意識、言葉遣いにコミュニケーションの重要性などなど。まる1日かけて、動画や写真撮影をして自分を確認したり、グループワークをしながら、他の会社の社員と意見を交わしました。項目ごとに区切って、全員がグループリーダーを経験し、全員が発表しましたが、現場で実際に仕事をされている皆さんなので、具体的な意見が出てきました。

特に言葉遣いについては、間違っていたことがわかり勉強になったという感想も多く聞かれました。後輩や部下指導にも役立ち、更には、自分自身のスキルアップにもなったようです。日々の目標を再確認し、会社のなかで中堅社員がいかに重要であるかを再認識した皆さん、それぞれの会社で生かしてください。心から応援しています。