〇〇 〇〇 拝

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その業界でしか使われない業界用語は、業界のなかにいる人にとっては当たり前なので、別の業界では通用しないということ自体を知らない人もいるかもしれません。放送業界にも業界用語はいろいろあります。

 

前回のタイトル「『御侍史』と『御机下』」については医療業界特有のものでしたが、若い世代からは、初めて見たし、聞いたこともなかったという感想が寄せられました。逆に、医療従事者からは、卒業後に病院に勤務したことで知ったが、若い頃はそれが一般的だと思っていたという声も聞かれました。

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「御侍史」と「御机下」

「御侍史」と「御机下」

 

今回のタイトル「〇〇 〇〇 拝」のは〇〇は、名前です。手紙やメールの最後に、差出人である自分の名前の後ろに「拝」の一文字を書きますが、医療業界にはわりと多く見られる使い方で、慣習になっているところもあります。

 

 

医療関連だけではなく、官公庁でも使われることが多いようですが、そのような慣習がない業界でも、高い年齢層の人に多くみられる傾向にあります。

 

田巻は、医療系の大学でも授業を持っているので、メールのやり取りで、必ず最後に「拝」を付ける先生もいらっしゃるため見慣れていますが、皆さんはいかがでしょうか。

辞典で「拝」の字を引いてみると、

はい【拝】

①おじぎすること。頭を垂れて敬礼すること。

②神仏をおがむこと。目上の人に会うこと。

③自己の動作に冠して謙譲の意を表す語。つつしんでする意。

④書簡文などで自分の名の下に書いて相手に敬意を表す語

とあります。

 

拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』のなかでも、手紙の頭語として、「拝啓」などをあげていますが、この「拝」という字そのものに、相手を敬う「謹んで」という意味があるので、差出人の名前の後ろに付けるということは、相手を敬う、尊敬するという意味になります。

 

一番多い使い方は、差出人の氏名両方を記入した後に「拝」という字をつける使い方です。ごく親しい人の場合や、ビジネスメールで頻繁にやり取りをしている場合は、名字のみに「拝」という字をつける使い方をすることもあります。

 

 

しかし、これで失敗をした、という話を聞いたことがあります。医療関係の会社に入社した若い社員が、医師とのメールのやりとりで、医師からのメールの最後に、

 

〇〇病院〇〇科

中村 拝

と書いてあったのを見て、このように返信したそうです。

 

〇〇病院〇〇科

中村 拝 先生

 

中村が苗字、「拝」を名前だと思い、何の疑いもなく返信。そのメールはCCで上司にも送られたため、こっぴどく叱られたというものでした。

 

 

今では若い頃の失敗談ネタとして笑い話にしているようですが、知っているか、知らないかは大きな違いです。

一般的なメールでは、あらかじめ作成してある必要事項を書いた署名を使いましょう。

田巻 華月 拝

 

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