源氏名?

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きょうは中秋の名月、十五夜です。新潟市内は、雲が多いものの青空ものぞいています。皆さんがお住まいの地域はいかがでしょうか。夜になると、東日本の一部で雲が多いようですが、全国的に概ね晴れ。つまりお月見日和になりそうです。

 

先週は、月を見ると心が上を向くのかというお話でした。

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メルマガ No.310「月を見る。心が上を向く?」

月を見る。心が上を向く?

 

 

 

「月」の字が入っている私の名前「華月」は本名ですが、これまでの人生で、「本名?」「芸名?」さらには、少々茶化して「源氏名(げんじな)?」と何度聞かれたことでしょう。それは、アナウンサーとして画面に出ているからこその質問ですが、現代の、いわゆる「キラキラネーム」という呼び方が一般化する前から、「珍しい」「いい名前」「素敵」と言っていただくのはありがたいことです。

 

 

ところで、最近立て続けに「源氏名」という言葉を耳にしました。「源氏名」とは、本名とは別にお店などの仕事上だけで使う名前のことを言います。普段の会話やテレビの街頭インタビューで、中高年が使っていましたが、ふと、今の若い子たちはわかるのだろうか、わかっても、その由来を知っているのだろうかと思ったのです。

 

 

「源氏名」という名称はどこから来ているのでしょうか。各辞典の解説などをまとめると、もともと平安時代末期に、宮中に仕える女官が、紫式部の『源氏物語』五四帖の題名にちなんでつけた名前です。

『源氏物語』には、「夕顔」「葵」「松風」「初音」「螢」「夕霧」など優雅なものが多く、ここから名前をとったわけです。元来は『源氏物語』の巻名で、自らの出世、輝かしい未来を願い、源氏のように勝負に勝ちたいと、本名は隠し源氏名を名乗ったことが始まりのようです。

 

 

その後、源氏名の風習は武家に移り、近世の幕府、大名家の奥女中にも用いられ、江戸時代には遊女などが使用するようになりました。やがて遊女たちは、『源氏物語』と関係のない「雪野」、「千代鶴」などの漢字二、三文字の名も使いはじめ、源氏名としていきます。

 

明治以降は、水商売の女性従業員の仮名に拡大使用され、「マリー」といったものまで源氏名と呼ばれるようになります。現代では、ホストやホステス、更にはメイド喫茶などコスプレ系飲食店などの従業員も本名ではない名前を使うことが多いものです。

 

もともとは源氏物語の巻名に基づいていましたが、時代と共に変化し、それに関係のない名称についても言うようになったというわけです。

 

 

本名でも、源氏名でも、意味が込められた名前を名乗ることで、そうなっていくのかもしれません。

 

名前は「言葉」であると意識したことがあるでしょうか。

子供を授かった時から生まれるまでの願い、そして、優しい子、たくましい子、元気で明るい子、親の子供への願いは無限です。その無限にある願いの中で、両親や親族の願いを込めて一言で表している言葉が名前だと私は思っています。

 

私の名前「華月」は、今は亡き父がつけました。私が生まれた時に皇室で華子様が結婚され、その華子様の華の字をもらい、華やかな月のように美しくという意味。

 

さらに、私の旧姓は 「大平華月」ですが、どの文字も左右対称です。表から見ても裏から見ても同じ裏表のない、どんな人にもどんな時でも同じように対応できる人であるようにと。

その意味は十分に受け取ってきたつもりですが、50年以上生きてきて人生を振り返ったときに、親から言われたことではありませんが、私の名前はこういうことではないかと意味を考えたことがあります。

 

 

事故にあって死にそうになったり、親の借金を背負ったり、流産したり、いろんなことがありましたが、その経験は人の痛みがわかるための修業。いろいろな悩みをもつ人に寄りそえるような人間になりたいと考えていました。

 

 

暗闇を照らす月のように、それぞれの道に寄り添い、光をあてて華を咲かせるお手伝いをする。決して自分が華やかというわけではなく、ここからは月として人を照らし、その人たちが華を咲かせるようにお手伝いをしていこうと思ったのです。

 

 

お陰様で、大学の学生たちや企業研修で出会う社会人の皆さんに、何か役に立てることはないかと考える立場にいます。自分の名前の意味を自分で考えてみるのもいいかもしれません。

 

さて、中秋の名月は、必ずしも満月ではありませんが、2021から、2023年の今夜の3年間は幸運にも満月と重なりました。次回重なるは7年後です。今夜は美しいお月様を眺め、月光浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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