月を見る。心が上を向く？

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毎年この時期になると、無性に食べたくなるものがあります。マクドナルドの月見バーガーです。

 

息子が進学のために家を出てからは、普段ハンバーガーを食べることもなくなりました。しかし、秋の月見バーガーにだけは、なぜか心乱されるのです。

 

 

やっかいなことに、毎年この時期はダイエットをする時期に重なり、ぎりぎりまで我慢して、10月の終了間際にようやくありつきます。ここ数年、そんなことを続けていますが、今年は、これまで気がつかなかったキャッチコピーに目がとまりました。

 

 

月見バーガーのテレビコマーシャルをご存じでしょうか。新TV-CM“月見ファミリー 父と娘”「わかってるよ」篇が全国でオンエアされています。 　月を見上げることで大切な人とつながる幸せな気持ちを表現したシリーズの5年目。俳優の松重　豊と藤野涼子を起用し、父と娘の心が通い合う姿を描いています。

 

 

シリーズは5年も放送されているのに、そのキャッチコピーを見逃していました。いえ、見ていたのに、心にひっかかっていなかっただけかもしれません。

 

 

そのコピーが、「月を見る。心が上を向く。」です。

テレビコマーシャルでは、コメントとしてナレーションがあるわけではなく、文字のみで表現されています。

 

サンサンと輝く太陽の光に照らされながら、元気いっぱい！というわけではなく、秋の落ち着いた空気のなかで、夜空に浮かぶ月を眺めることで、じんわりと心が回復するようなイメージが伝わってきます。

 

このキャッチコピーを検索してみると、登場した頃から、多くの人の心に刺さっていたようで、田巻、乗り遅れていました。

 

 

ところで、月を眺めると、人は本当に心が上を向くのでしょうか。

 

狼男伝説にも見られるように、西洋では昔から満月が人を狂気に駆り立てる、とされてきました。月と人間の関係に注目してきたのは西洋医学だけではなく、東洋医学でも、2000年前に書かれた中国最古の医学書に、「人体も月に影響される」と記されているそうです。

 

60～70％が水分でできている人体は、潮の満ち干きなどと同じように月の引力の影響を受けているというのは、よく知られています。

満月→新月は、デトックスを心掛ける期間。満月でエネルギーが充満し、活発に活動した後は“回復”が必要になるといいます。

 

新月→満月は、生活習慣を見直すチャンス　本日22日はこの期間に入ります。月が満ちていくのに合わせて、体調も昇り調子になり、この時期が1番体調や精神を整え、リラックスさせるのに適しているのです。

 

そして、満月時は活発化するタイミングですが、空回りに注意。満月の頃はエネルギーがピークに達し、血液の巡りもよくなり、栄養や酸素などが体を巡り日々の活動も活発化するといいます。

 

ただしエネルギーが充満しているので、その分、空回りしやすかったり、気分が落ち込んだりしてしまうこともあるのだとか。

 

 

この満月が、9月は1週間後の29日です。「中秋の名月」。中秋の名月とは、旧暦の8月15日の夜に見られる月のこと。中秋とは「秋（旧暦の秋は7〜9月）の真ん中」という意味です。

 

 一年でもっとも美しい月とされ、お月見をする風習があります。十五夜という言い方の方が、なじみがあるかもしれません。

 

月の満ち欠けのサイクルが29.5日であること、そして実際の月の軌道が正円でない理由から、15日に満月になるとは限らず、必ずしも中秋の名月と満月は一致しません。しかし、2023年は、幸運にも満月と重なります。

 

 

古来、月の光は人間にとって生命や生活に大きな影響を与えてきました。まん丸の美しいお月様を愛でるのによい季節。あらためて“月光浴”などをして気力を養いたいものです

 

やはり、月を見ると、心は上を向くのですね。

 

華月と名前に「月」の字が入っている田巻は、よく「本名ですか」と聞かれます。「月」つながりで、来週はそれにまつわるお話でも・・・

 

 

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