ボンクラ

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本日は山の日で祝日。きょうからお盆休みに入る人も多いでしょう。

 

田巻は先週から鹿児島に帰省しています。といっても仕事ですが。全国高校総合文化祭、いわゆる文化部のインターハイが今年は鹿児島で開催され、その放送部門の審査員として朗読部門とアナウンス部門の審査を2日間担当しました。

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【第47回全国高校総合文化祭（2023かごしま総文）放送2部門審査員】

第47回全国高校総文（2023年かごしま総文）放送2部門審査員

全国から集まった約300人の審査をすることで、アナウンサーとしての原点に立ち返ることができました。

 

 

また、今週は鹿児島市内の歯科医院の医療接遇研修も行いました。最近は医療機関での研修が増えていますが、さまざまな業界を知ることは私自身の学びにもなっています。

【鹿児島市中央デンタルクリニック開院20周年記念　医療接遇研修】

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鹿児島市中央デンタルクリニック開院20周年記念　医療接遇研修

仕事の合間には、中、高の友人たちや元同僚に会ったり、お墓参りにも行くことができ、充実した帰省となりました。

 

さて、久しぶりに会った友人たちと話していたときです。「このボンクラ！」と、先生に叱られた昔話に花が咲きました。

 

 

｢ボンクラ｣は中高年にとっては懐かしい響きではないでしょうか。若い年代は普段は使うことはなかなかないでしょう。地方の方言だと勘違いをしている人もいるようです。

 

 

ボンクラとは、頭のはたらきがにぶく、ぼんやりしている・こと（さま）。まぬけ。そのような人のことを指していう言葉です。

 

しかし、改めて考えてみると不思議な言葉です。ボン？クラ？何が語源なのかは考えたことはありませんでした。

 

 

語源には諸説あるようですが、多くの辞典がのせている漢字表記は「盆暗」でした。

 

 

もとは博打(バクチ)用語で，盆の上の勝負に暗い意。サイコロを伏せた盆の中に眼光がとおらない、見通せないで常に負けるという意味で、勝負によく負ける人を賭博用語で「盆暗」と呼んだことが語源とされるようです。（盆とは、簡単な台や盆ゴザ=畳状のものや花ゴザなど敷物を指す）

 

またもう一つは、このお盆の時期に関係しています。建築業界では、「盆蔵」から来ているとも言われているようです。土壁の倉庫、土蔵は、空気が乾燥している冬に建てるのが普通で、夏に建ててしまうと、土の表面ばかり乾燥して平均的に乾かず、役に立たない土蔵になってしまうそうです。

 

つまり「盆の時期」に建てられた蔵が使いものにならないことから、ダメな人のことを「盆蔵」というようになったというものです。

 

 

いずれにしても、あまり言われたくない言葉ですが、昔の先生たちは「お前はバカか！」よりも、少々乱暴な感じの「このボンクラが～！」（金八先生風）のほうが身近な存在に本音をいう？親しみを込めて？言っていたのでしょうか・・・それもこれも人間関係ができているからこその言葉ですが。

 

 

大学の後期授業で学生を叱るときに言ってみようかしら・・・やっぱり、やめておきます。

 

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