田巻、母校へ帰る！KKB鹿児島放送夢応援教室・鹿児島純心女子高校講演

「田巻先生、いえ、華月先輩！ありがとうございました。」講演後に生徒代表の挨拶で華月先輩と呼んでいただけるなんて思ってもみませんでした。うるうる。

2月21日、元勤務先KKB鹿児島放送の第3回夢応援教室が、田巻の母校である鹿児島純心女子高校で開催されました。KKB35周年記念事業としてキャッチフレーズ「夢応援」にちなみ、鹿児島県民の将来の夢を応援する講演事業です。

今回は、オーサー・ビジットのゲストとして伺いました。オーサー・ビジットとは、本の著者（オーサー）が学校などを訪問（ビジット）し、本を通してその著者と参加者が対話をするという企画です。

アナウンサー、著者として後輩たちに話をする機会をいただけたのは本当にありがたいことです。夢を応援するためのタイトルは、「志道　志は一筋　道は幾筋」自分がやりたいこと、志を持てば、そこに辿り着く道はいくらでもあるという意味です。

これまで学生向け、企業様向け、様々な講演をしてきましたが、始まる前にこんなにテンションが上がり、心を落ち着けることに集中した講演はありません。

学内の購買部でおメダイの豊富さに興奮したり、（こちら、講演終了後に悩んだ末に購入した5点）

部活の元顧問の恩師の奇跡的に再会できて、もうびっくり！講演前にテンション上がりまくりです。

とにかく、心を落ち着けて・・・

「心清きものは幸いなり」3年間口にした言葉で始めようと決めていましたが、その前に後輩たちから聞いた時、気持ちだけは高校生に戻りました。

純心愛をわかってもらうために、33年前の校章を衣装のリボンに・・・

大切に持っていた、約15年前に限定発売の「純心リカちゃん」は、講演中、250人の手から手へと回りました。

夢応援ということで、これまでの私の経験の中から少しでも参考になればと、精一杯お伝えしました。公立高校の受験に失敗し仕方なく入学したこの学園は、神様からのプレゼントでした。そちらの道ではなくこちらですよと軌道修正され、導かれたのでしょう。

この学園に通わなければ、大切な仲間に出会うこともありませんでしたし、今の私はなかったとと断言できます。それはこの学園が「夢のスタートの場所」になったからです。

そもそもアナウンサーになると決めたのは、話すことや読むことが得意だった、わけではありません。その逆です。私は高校2年生の些細なことがきっかけでアナウンサーになると決めました。国語の授業。自分では出来ると思っていたのに、教科書をすらすら読めずに途中で座らされます。その代わりに読んだのが放送部の同級生でした。それは、どこにでもある授業風景の一コマに過ぎません。しかし、当時の私はそれがとても悔しかったのです。

そこから読むことへの執着が生まれ、いつしか好きに変わり、少しずつ自分を信じ、自信をつけていきました。いつしかアナウンサーになることが夢になります。そこからの道は決して平坦ではありませんでしたが、「夢はあきらめた時に夢になる」と信じていました。

講演会の最後には、サプライズで校歌の合唱。泣きました。心の中で。（テレビカメラが入っていたので必死に止める・・・（笑））

さらに講演終了後は、放送部のインタビューを受けましたが、話が止まりません（笑）

もしかしたら、このなかからKKBのアナウンサーの後輩が誕生かも。

いつかこうなったらいいな、運が良かったらこうなるかもしれない、ではなく、これをする！こうなるんだ！と目的である山頂に旗を立てたら未来が動き出します。的である目的に辿り着くには、道標である目標があります。山頂へ辿り着く道は直線ではなく、曲がりくねっているかもしれませんが、自分だけの旗を見続けましょう。

山頂に立った時、そこに立った者にしかわからない、次の山が見えるかもしれません。高い山だと思って登ってみたら、まわりにはもっと高い山が見えるでしょう。山頂に立って初めて見える景色があります。自分だけの景色を見てください。

「心清きものは幸いなり」