予祝
田巻華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける！」メールセミナーの内容をブログでは1週間遅れで簡潔にお伝えしています。2018年4月27日配信分のメルマガです。
早いもので、4月も終わろうとしています。
毎週金曜日のメルマガの配信も、気がつけば半年が経ちました。
「田巻さんからメルマガが来ると、もう金曜日かと思います」
「週末の午後、少しゆったりした気分で読んでいます」
「疲れがピークの金曜日、背筋が伸びます」などなど・・・心から感謝いたします。
また、反響にまだ返信が追いついておりません。お許しください。「金曜日の女」として、今後とも末永くお付き合いくださいませ。
そんな本日の金曜日は、大型連休前でいつもと違う気分でしょうか。あすから暦通りのゴールデンウィークに突入の方、もしかしたら9連休という方もいらっしゃるかもしれませんね。
今年は各地で平年よりも早く開花した桜ですが、今は東北地方で満開。北海道ではちょうど開花が発表され始め、ゴールデンウィークに見頃を迎える地域ではお花見でしょうか。
さて、一説では桜の咲き具合でその年の稲の豊凶を占ったとか。春に桜を愛でながら豊凶を占うお花見は、秋の収穫の「予祝」だと聞いたことがあります。
「予祝」（よしゅく）という言葉をご存知ですか？
田巻がこの言葉を知ったのはつい5年程前のことで、雷に打たれた気分でした。「あらかじめ祝う」という日本古来の考え方。あらかじめ達成を祝うことで未来を創り出すことを、日本人は大昔から知っていたことになります。現代でも前祝いをする習慣は、そこから来ているのでしょう。
建物の棟上げでお餅をまいて祝うのも、建物が完成する前祝いをすることで、無事に完成することを願い、現実に引き寄せるということでしょう。
実はこの「まだ来ていない現実」を言い切る例は、ビジネスマナーのなかにもみられます。社会人であれば必ず目にしているものです。
仕事などで受け取ったり、作成しているビジネス文書。その時候の挨拶で、「拝啓 早春の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます」などは、手紙などを出す相手が元気なのか、会社が繁栄しているのかはわからないのにそうであると断言しています。
言葉の力で「おめでとうございます」と断言してお祝いすることで、良い状態を引き寄せ、相手に贈っているのです。言霊を大事にする日本古来の考え方であり、相手への気遣いや心配り。
そのマナーの原点をビジネス文書のなかにも見つけました。
田巻がこれまで何度もお伝えしている「言葉の力」言葉にはそこに宿る力があることを実感しています。本人は「言霊」を昔から大事にしてきたことは知られています。言葉には魂が宿り、良いことも悪いことも引き寄せる大きな力、目には見えない力があると信じられてきました。
たった一言で人を救うことも出来れば、傷つける凶器にもなりうる言葉。その自分の声を1番近くで聞いているのは・・・まぎれもなく自分自身。自分が発した言葉は体の細胞の隅々までその言葉のエネルギーを運びます。改めて、生きた言葉を選び出して、自分にも回りの人にも使える人間になりたいと切に思います。
ところで、田巻は、ゴールデンウィークにも大学の授業があります。嬉しい想定外で、「ビジネスマナー講座」を履修する学生が多すぎて教室に入りきれず、大教室に変更。すると、今週はまた履修する学生が増えていました。（笑）しかも、単位にならなくてもいいと社会人の聴講生も。
そんななか、今週は授業の始まりの部分で優しく？吠えました。物の受け渡しは両手だ～！
ほんのちょっとした態度に、そこに心があるのか伝わるんだ～！
履修受付期間だったため、ビジネスマナー講座の履修受付の控えを学生1人1人に手渡しました。大人数の授業でマイクを使用していたため「マイクを持っているので、片手でごめんなさいね」と何度もヒントを出しましたが、片手で受け取る学生が多いことにためらいました。
わかっていてもできないと意味がないのよ～！履修してくれる学生には心から感謝していますので、
1年後にはどこに出しても恥ずかしくない土台を作って送り出したいと思います。
そのためにも、
「学生が物の受け渡しを両手でするようになりました」
「自ら挨拶をするようになりました」
「秘書検定の受験者が全員合格しました」
などなど、このゴールデンウィークは「予祝」として前祝いをして引き寄せたいと思います。
皆さんは、どんな前祝いをしますか？
田巻 華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける！」メールセミナー 「1ミリでも前へ！一歩踏み出す勇気とやる気をプレゼント！」をコンセプトに、生涯アナウンサー＆元秘書 田巻華月がおおくりしています。
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～ あなたと月と華の道 ～ M＊Fleur 代表 田巻 華月
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