ご飯を、よそう?よそる?

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新米の季節です。新潟に来た11年前、ご飯の美味しさには驚いたものでした。この季節、新潟のスーパーには、「こしひかり」はじめ、最近のブランド米「新之助」も並びます。

 

 

 

しかし田巻家は、お米は馴染の魚屋さんで購入します。魚屋さんのご実家が、米どころ魚沼のご出身で、米農家。魚沼産のこしひかりを分けてもらうのです。

 

 

今年もまた新米の季節がやってきました。炊き立ての新米。つやつや、ピカピカと輝くご飯は格別です。

 

ところで皆さんは、しゃもじを使って炊飯器からご飯をお茶碗に移し替えることを、何と表現しますか?ご飯をよそう?それとも、よそる?でしょうか。

結論から言うと、「ご飯をよそう」が本来の言い方で、「よそる」は、新しい言い方です。

 

 

「よそう」は、漢字で書くと「装う」で、「支度をする」「身なりを整える」という意味の「よそおう」と同じ字です。むしろ、「よそう」が転じて「よそおう」になったとされています。

 

 

「ご飯をよそう」とは、もともとは食事の支度をする、整えるという意味で、そこから飲食物を器に盛るという意味に変化したのです。この表現は1000年以上前から用いられている、歴史ある言葉です。

 

 

一方で「よそる」を広辞苑で引くと、<「よそう」と「もる」との混交した語>と注釈がついています。なんと、似た言葉がただ混じってしまっただけのものだったのですね。

 

 

 

混交して生まれた表現とはいえ、100年以上前の辞書にも既に載っており、もはや誤用とはいえないでしょう。

 

 

ところで、そもそも「よそう」も「よそる」も使わない、という方もいらっしゃるかもしれません。同様の表現に「ご飯を盛る」「ご飯をつぐ」などがあります。これらは地域によって優勢劣勢が分かれ、「盛る」は北海道・東北で優勢、「つぐ」は中国・四国・九州で優勢とされています。

 

 

また、「よそう」は関西および東京・千葉、「よそる」はそれ以外の関東で優勢とのこと。方言になれば、もちろんこれ以外の表現もあるかもしれません。

 

 

「よそう」「よそる」をテーマにしておきながら、実は、鹿児島で生まれ育った田巻も、あまり使ったことがありません。九州で優勢とされる「つぐ」派なのです。

 

 

 

「つぐ」については、「お酒を注ぐ(つぐ)」のように、液体の場合は問題なくても、「ご飯をつぐ」のように個体の場合は違和感があるという人もいます。

 

 

「よそう」という言葉は、言葉の成り立ちからも、やや上品な意味合いを帯びているので、人前では「よそう」を使って、上品ぶっていますが、普段は、「ご飯は自分でついで~」など言っております。

 

皆さんは、何と表現しますか?

 

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