「うららか」な日に、「うららか」を考える

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今年の桜は、全国的に平年よりかなり早い開花となりました。皆さんがお住まいの地域はいかがだったでしょうか。

 

 

田巻の住む新潟市では、先月27日に開花が発表されましたが、1953年の観測開始から最も早い開花でした。4月の声を聞くと共に、街は満開の桜で淡いピンク色に染まりました。

3月下旬から今週はじめにかけては晴れの日も多かったので、「うららかなこんな日は、どこかドライブにでも出かけたい」と何度思ったことでしょう。

 

 

ところで、この「うららか」という言葉。普段なんとなく、のどかなイメージとして、感覚的に使っているという人も多いでしょう。

 

漢字で「麗らか」と表現すると、一気に麗しい、美しい雰囲気になります。

辞典を引くと、

うらら‐か【麗らか】

1 空が晴れて、日影の明るくおだやかなさま。多く春の日にいう。うらうら。うらら。〈[季]春〉。

2 声の明るくほがらかなさま。

3 心のさわやかなさま。心のはればれしいさま。

 

 

1の意味に、うらうら、うららとありますが、「春うらら」という表現もあるように、美しさや上品さを表す「うらら」に接尾語がついて「うららか」という言葉が生まれたようです。その「うらら」はもともと、擬態語の「うらうら」が短くなったもの。

 

 

 

「うら」には、心や心のうちという意味があり、「心(うら)」のみで「のどか」を表し、やがて「うらうら」→「うらら」→「うららか」に変化したようです。

 

 

なんとなく、もの悲しいという意味を「うらがなしい」という表現するときも、漢字では、「心(うら)悲しい」と「心」という漢字を使うことでもわかります。

 

 

他にも「うら」と付く言葉に、「羨む(うらやむ)」などがありますが、「心(うら)+病む(やむ)」が語源だそうで、古代の日本人は、自分の境遇が恵まれず悲しい思いをすることを「心が病む(うらやむ)」と表現したのですね。

 

また、辞典の2や3の意味にもあるように、心のありようについて用いることもできます。うららかな天気のものとで過ごす気分、声でいえば「朗らか」で、憂いなく楽しむことのできる心持ちです。

 

 

こうしてみると、天候と気分は密接に結びついています。冬の新潟で雪に囲まれ、寒々した天気は寒々とした気持ち、うっとうしい天気は、気持ちもうっとうしい気分。

 

 

天候を表す言葉と心持ちを表す言葉はほとんど重なっています。のどかに太陽が照って、晴れた春の日は、心ものびやかになります。

 

 

 

新入学、入社式などがこの時期にあるのは、天気に恵まれた春の陽光に照らされ、心が前を向く時期に重なっています。「どこか出かけたくなる」と思えるのも、「うららか」なこの時期だからこそですね。

 

 

ちなみに、かつて、山本リンダが「ウララ ウララ ウラウラで・・・」と『狙いうち』で歌っていましたが、作詞をした阿久悠が、当初の歌詞「ラララ ラララ」が、インパクトが弱いからと変えたらしく、全く「麗らか」とは関係ないようです。

 

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