「使う」と「遣う」のつかい分け

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大学で、「ビジネスマナー講座」と「日本語表現法」の授業を持っていると、学生たちからさまざまな質問が寄せられます。学生全員へ共有が必要と判断すると、授業内で取り上げながら、興味がわくように回答しています。

 

私の授業で多く登場するのが、「言葉遣い」。さまざまな言葉を「今週の気になる言葉」のコーナーで取り上げます。

 

そもそも、「言葉遣い」と「言葉を使う」の「使う」と「遣う」はどう違うのか、「言葉使い」ではダメなのでしょうか、という素朴な疑問が寄せられました。

 

皆さんは、「使う」と「遣う」を、つかい分けていますか。なんとなくつかっている、よく見る字だからあまり考えずつかっている、ちゃんとつかい分けている、いかがでしょうか。

 

 

報道ニュースなどで参考にしている共同通信社の「新聞記者用語集 記者ハンドブック」(2010年12版によると・・・

「つかい・つかう」の漢字は、

「使」は、一般用語、主に動詞に。

「遣」は、特別用語、主に名詞に。と書かれています。

朝日新聞出版の「朝日新聞社の用語の手引」(2015年)も同様です。

 

 

二つの用語集をまとめてみると、

【使う】主に動詞

漢字を使う、大金を使う、言葉を使う、道具を使う、使い方、使い分け。使い道、使い捨て、気・心・神経を使う。

 

 

【遣う】主に名詞

息遣い、金遣い、気遣い、気遣う、心遣い、言葉遣い、筆遣い、無駄遣い。

 

 

「気遣い」「無駄遣い」などの名刺は「遣」で、複合語「気遣う」も「遣」ですが、「〇〇を使う」という独立した動詞になると、「使」と言えそうです。

 

 

しかし、名詞形でも「人使い・魔法使い・猛獣使い・剣術使い・忍術使い」などは、「使」を使うのでややこしいのです。用語集には、人形を使う(人形浄瑠璃では、「人形を遣う」)と、これまた例外が書かれています。

 

 

結果、基本を知りながら、都度調べて使う、調べて覚えていくしかありませぬ。

 

その他にも、思ってもみなかった質問があったり、学生の感想にヒントがあったり、日々、田巻の学びになっています。

 

人に説明するには、自分が本当にわかっているか試されますね。田巻の修業はまだまだ続きます。いいボケ防止です。

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