時泥棒

田巻華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナーの内容をブログでは1週間遅れで簡潔にお伝えしています。2018年6月8日配信分のメルマガの内容です。

 

今朝も、今朝「も」、中2反抗期真っ只中男子にイライラした田巻です。友達との待ち合わせの時間に3分遅れて行きました。

 

さて、明後日6月10日は何の日かご存知ですか?東京天文台(現在の国立天文台)と生活改善同盟会が1920年に制定した「時の記念日」です。日本国民に「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼びかけ、時間の大切さを尊重する意識を広めるために設けられたそうです。

日本書記には、天智天皇が日本で初めて設置した水時計が、時を刻み鐘を打ち鳴らしたという記述があり、それが旧4月25日、現在の6月10日にあたることからこの日に制定されました。

 

 

ということで、今週は「時間」のお話です。

 

講演や授業などで社会人としての心得などを話す際、必ず触れる社会人としての自己管理の基本の1つが時間管理。社会人にとっての時間管理で重要なのは、以下の3点です。

1 時間を守る

2 時間を有効に使う

3 時間あたりの作業効率を上げる

その中でも、約束した時間を守ることは、社会人の鉄則です。しかし、なぜ時間を守ることが大事なのでしょう?ビジネスの世界では、「時は金なり」で時間は金銭に換算されます。仕事で時給が決まっているのは、能力とその人の時間を買っている、換算しているということですね

時間厳守

 

約束の時間に遅れることは?

 

約束した相手の時間を無駄にすること」です。

 

例えば、10分遅れることは、相手の10分に相当する金額の損をさせたことになります。もし、30分遅刻して20人の社内会議の開催を遅らせたら、30分×20で600分。10時間分の損失を会社に与えることになります。それは社員1人の1日分以上の損失です。

 

新人アナウンサー時代、遅れるより早く行った方がいいと、連絡もせず約束した時間より30分早く取材に行ったことも情けない話です。相手は14時なら14時のつもりで準備をしているはずですが、早く行き過ぎると相手を焦らせてしまうことを想像する力が足りませんでした。自分の都合だけを考え、相手のことを考えていない、非常識な社会人でした。早すぎることもマナー違反であることは言うまでもありません。

 

 

ところで、相手の都合も考えずいきなりおしかけてくる人のことを江戸時代、「時泥棒」と少々きつい言い方をしたそうです。

『「江戸しぐさ」入門』(新潟江戸しぐさ研究会)によると、お金は後で返せても、時間は取り返しがつかない大切なものだとして、時泥棒は、死罪にも相当する十両(現在の紙幣価値に直すと100万円から350万円と幅がありますが・・・)の罪だと考えられていたようです。江戸で10両を盗む大泥棒は死罪にも値すると言われ、相手の都合も考えず一方的に自分の用件を押し付けて貴重な時間を奪ってしまうことは、それほどの重罪とみなされていたようです。

 

しかし、この「江戸しぐさ」自体が実在した証拠がないなど批判もあるため、正直、そのような考え方があったかはわかりかねますが、誰にでも平等に与えられている「時間」を無駄に使わせてしまう点は納得がいきます。

 

アポなしの訪問や遅刻、場違いの長いスピーチ、読みづらい長文メール。説明不足で相手が理解するために長い時間が必要で手間暇かけさせてしまった・・・現代の何気ない日常にも「時泥棒」はたびたび出没します。自らがそうならないよう、時の記念日を機に、時間の大切さを改めて考えてみてはいかがでしょう。

 

きょうこそは、このメルマガを印刷し、息子の机の上に置きます。ビシッ!

長文のメルマガも時泥棒になってはいけませんで、今週はこのあたりで失礼いたしますね。

 

田巻 華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナー 「1ミリでも前へ!一歩踏み出す勇気とやる気をプレゼント!」をコンセプトに、生涯アナウンサー&元秘書 田巻華月がおおくりしています。

 

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