「たまげる」にオッタマゲ～！

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最近驚いたことは何ですか？田巻の「びっくりベスト3」です。

 

3位！息子の入学した高校は、3分の2が帰国子女と言われていましたが、ふたを開けてみたら、日本国内だけで育った子が1割しかいなかったことです。一般受験した生徒のなかにも、幼い頃に海外歴があり、いわゆる「隠れ帰国子女」が多いのです。もちろん、息子は日本育ちのその1割です。

 

 

ちなみに、オンライン授業が始まった当初、仲良くなった友人に、息子が「今、どこに住んでいるの？」と聞くと、こんな答えが返ってきたそうです。

 

「今、日本だよ～」

 

かっけ～！（カッコいい！）

彼らの感覚には驚くことばかりで、すでに海外の大学への進学も視野に入れながら、また、その先の夢も語ってくれたそうです。同じような考え方の子がいるんだ！と、息子は興奮気味に話しました。

 

 

ちなみに、愛知や静岡在住の同じ寮生たちともオンラインで話ができ、寮生活の不安もなくなったようです。いつ入寮できるかはわかりませんが。

 

 

2位！オンライン授業で息子が英語をペラペラしゃべっていたことです。しかも、発音がいい！えっ？いつの間に？田巻驚愕です。

 

息子の高校は、国数英の授業はレベル別に行われます。特に英語の最上級クラスは、英語圏での海外生活が長く、日本語がたどたどしい生徒。日本国内でどんなに英語が得意でも、1番下のクラスになるのはわかっていました。英語の授業は全て英語で行われ、徹底的に鍛えられます。1年生は英語の教科書はなし。代わりに英語の原書を読むのもわかっていたので、これにも驚きません。

 

 

しかし、この3週間あまりで英語はそこまで上達するのでしょうか。環境がいかに大切か・・・おそろしい・・・

 

 

そして、1位は・・・そのクラスメートたちの才能が凄いことです。

 

ちなみに、担任の先生は大ベテランのおじいちゃん先生ですが、クラス愛、生徒への愛が凄い！熱い！のです。

 

新型コロナで世の中が疲弊しているなか、こんなときだからこそ、ぼくたち、わたしたち〇〇〇生に何かできることはないのか？と問いかけます。生徒たちの考え方はまさにグローバルです。

 

 

そして、遠隔だからこそ、クラスをまとめようといろいろ取り組んでいるのですが、生徒たちは才能に加え、行動力が凄いのです。

 

 

例えば、絵が上手な子は、クラスの「ゆるキャラ」を考え、いくつかのパターンをクラスメートに公開し、投票は大盛り上がり。キャラクターはおじいちゃん先生で、嬉しくなった先生は大はしゃぎ。

 

 

先生が、クラスの歌を作りたい・・・とつぶやくと、すぐに歌詞が出来上がり、作曲が得意な子が楽譜を書き、ピアノで演奏して歌った音源ができあがると、そこに、ドラムを叩ける子がリズムをプラスするのです。

 

しかも、曲ができあがるまで5日程しかかかっていません。途中ラップがあったり、手拍子のリズム打ちも。君たちはアーティストか！？

 

 

「こんなときだからこそ～できることがある～」で始まるその曲をホームルームで歌い、心をひとつにします。お聞かせできないのが、非常に非常に残念です。

 

 

おじいちゃん先生は、生徒たちがやること全てに、「いいね～！ありがとう！」「そんな暇があったら、まずは勉強しろ！」なんて一言も言わないのです。というか、彼らは言わなくても、ちゃんと勉強はするのですから。

 

 

まるで見ているかのようにお話ししましたが、オンライン授業や先生とのやりとりは、録画や残されたコメントでよくわかるのです。

 

 

さて、前置きが長くなりすぎましたが、非常に驚くという意味の表現に「たまげる」があります。最近は普段の会話であまり聞くことはありませんが、数年前に、お笑い芸人の平尾ノラが「おったまげ～！」と叫んでいましたね。

 

この「たまげる」の漢字をご存知でしょうか。こう書きます。

 

 

「魂消る」

 

えええ～！と田巻は魂消ましたが、皆さんも同じ反応でしょうか。語源由来辞典によると、魂が消えるほどの思いから、驚きを意味する言葉として江戸時代から使われていたそうです。

 

 

「消る（げる）」は、「消える」が縮まったもの。魂が消えるほど驚くことって・・・どんだけ～。しかし、考えてみると、「死ぬほどびっくりした～」という表現もそこからきているのでしょうか。これは定かではありません。

 

 

さて、話は戻って、おじいちゃん先生は英語の先生ですが、韓国ドラマにはまっていて、いつもホームルームでは韓国語で挨拶し、最後には必ず、「サランヘヨ～！（韓国語で愛してるよ～）」で終わります。クセが強い！

 

それにも、おったまげ～！

 

田巻　華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける！」メールセミナー　「1ミリでも前へ！一歩踏み出す勇気とやる気をプレゼント！」をコンセプトに、生涯アナウンサー＆元秘書　田巻華月がおおくりしています。