命がけの取材で見たものは・・・

田巻華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナーの内容を1週間遅れで簡潔にお伝えしています。2018年2月23日配信分のメルマガです。台湾で飛行機事故寸前のエピソードの続きです。

前回を未読の方は、まずは下記アドレスからご覧ください。ちなみに、当時の写真入りの記事なので、すでに読まれた方もよりリアルにお楽しみいただけます。(笑)

 

メルマガ No.18「実は2度死んでいた・・・」

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実は2度死んでいた・・・

 

さて、飛行機事故寸前のハプニング後に降り立った小さな島。島を取材し始めて何かがおかしいことに気づきます。

 

野良猫?野良犬?いや・・・

 

野良豚!?

 

確かにあれば黒い豚!があちこちで道を歩いている~!!!!!つぶらな?マンガにでも描けそうな目つきの黒豚。忘れません。この島には小耳種(しょうじしゅ)とう黒豚がいて、半放し飼いされていたのです。こちらです。忘れられません・・・

 

島民を訪ねると、長老が客人をもてなすために、小さな子豚を目の前で料理すると言います。田巻がかわいいと抱っこしていた豚が連れていかれたのです。命をいただくその瞬間を目の当たりにして目をそらしました。もちろん、その一部始終を撮影しています。

 

その頃の私はまだ素直な心が残っていて?スーパーで買う豚肉は美味しいと思いますが、命をいただくとはこういうことなのだと実感したのでした。

 

涙を流しながら「おいしいです~。でも、かわいそうです~。でも、命をいただくとはこういうことなのですね~」などと・・・わめく。伝わる言葉でリポートできなかった苦い思い出です。

 

更に、昔、日本の統治下にあった台湾は、当時日本語がしゃべれるお年寄りが健在で、片言の日本語でいろいろ教えてくれました。

 

当時の島民は、犬小屋を大きくしたような(これホント!)ドアもない建物に住んでいました。こんな感じです。

またその当時、最近まで裸族だったと聞き、世界は広いと実感したものです。島の人はみな親切で、取材は思ったよりもスムーズに進みましたが、ここでこの取材の隠された真実を知ることになります。

 

島の女性たちは、色鮮やかな飾り物をつけていました。男性も同じように首にはじゃらじゃらとした派手な首かざりをしていました。

取材班をもてなしてくれた長老もそうでした。よく見ると、中には安全ピンをたくさん使った、なかなかなアイディアの首飾りも。そしてその長老が、ディレクターに向かって片言の日本語でこう言ったのです。

 

長老 「おい、お前!約束の安全ピン持ってきたか?」

 

???・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約束の?

 

 

初めて降り立ったはずの島なのに?何を約束?当時メールでやりとりなんてするはずは・・・ありません。わざわざ、取材のためにおじいさんと文通?コーディネーターを通して???

 

 

田巻「彼を知っているのですか?」

 

 

長老 「知ってるさ。前に1度来た」

 

 

ディレクターをジロリ。となりのトトロを思わせるその巨体が小さくなっていくのを見たのでした。

カメラマン、音声さん・・・・目を泳がせます。

 

 

「は~!!!!?」

 

 

最近はこれをサプライズと言いますが、昔は「ドッキリ」です。ディレクターは1度ロケハンにこの島を訪れ、ちゃんと島には黒豚がいることも知っていました。それを、「行かないとわからない」の一点張りで、下見なしで、着いたら見るもの聞くものをリポートしろと。

 

 

そうか。知らなかったのは私だけ。しかしこの演出のおかげで、自然体でリポートをすることができたわけですから、ディレクターの演出力の勝ちです。

 

 

この担当ディレクターとは、他にもたくさんのレギュラー番組や特別番組を一緒に作りましたが、その後の取材は、疑り深くなったのは言うまでもありません。

 

 

今となってはサプライズだらけの思い出の台湾取材。

 

 

ちなみに、台北の宿泊ホテルは、台湾風のラブホテル?今どきの言い方だとデートホテル?でした。鏡張りの広い部屋に、丸いベッド。枕元にもいろいろなものが揃っていて、20代の私がそんな部屋に1人宿泊すると、盗撮されているのではないと疑ったり。あ~。本当に全てがサプライズな台湾の取材。

 

 

今では、なかなか規制が厳しくなった台湾豚の取材。本当に貴重な経験です。台湾本土での桃園(とういん、とうえん)いう豚との出会い。その風貌から近寄るのに勇気がいりました。

取材を終えて、島に1軒あるプレハブホテル?で宿泊した朝、外の水道で脱脂粉乳をとく姿を見ました。カバンに入っていたお茶で流しこむ・・・しかも、台湾本土のコンビニで買った緑茶は、全て微糖(笑)

 

 

食のカルチャーショックと共に、定刻通り、しかも安全第一の日本の交通機関は、当たり前ではないと痛感しました。

 

島から脱出する際、島の美しい風景の撮影に夢中になっていたクルー。プロ根性を見ました。

が、

空港スタッフ「もう飛行機飛ぶから、呼んでこい!」

田巻「ちょっと~!もう飛行機飛ぶって~!!早く~!!! 走って~!!!!!」

 

 

 

巨体を揺らして滑走路を走るディレクターを見たのでした。思えば、アナウンサーになって、初めての報道取材で、当時、報道記者をしていたこの番組ディレクターについていって、インタビューのとり方を教えてもらいました。大先輩とのまだまだ鮮やかに残る思い出です。

 

 

そして、今週講演のため訪れた鹿児島。鹿児島放送の局内をうろうろしていたところ、ばったり、ディレクターとカメラマン3人が揃う偶然。不思議です。

 

 

アナウンサーとしてのエピソードは、私の人生の宝物です。まだまだネタはいっぱい。またいつかお話しますね。

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