春の主役

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新潟県内の桜は、先週から今週にかけて満開になりました。先週末は各地で穏やかに晴れて、お花見日和。

 

そんななか、友人から、桜を愛でながらハイキングしないかと誘われました。県北部に位置する胎内市の桜の名所、胎内川沿いの千本桜。千本というけれど、実際は何本あるのか数えながら5キロの道のりをハイキングするというイベントでした。

リフレッシュがてら参加してみると、集まったメンバーは10人。遠くは山形県からも参加し、ほとんどが初めましての方々とおしゃべりしながら歩くのです。中心となるのは胎内市の歴史や植物などにも詳しい方で、歩きながらさまざまな植物を見つけては、解説を加えてくださいました。

日本人が心揺さぶられる「桜」ですが、硬いつぼみの頃から、開花、咲き具合、満開、散り際まで動向が注目される、まさに、この時期の「主役」です。そしてこの主役の名前をもらって、桜鯛、桜マス、桜エビ、桜餅に桜湯、桜鍋、桜飯など「桜」を冠する食べ物も多くあります。「桜」と付けるだけで、一気に目立つ存在になり、言葉の表現とはおもしろいものです。

 

 

少し冷たい風を体いっぱいに吸い込みながら桜を見上げ、その背景にある青空と、その向こうに見えるまだ雪をかぶった山々のコントラストは、素晴らしいものでした。

手元にある『日本語 語感の辞典』を開いてみると、「『桜』は、単に花やその木をさすだけでなく、はなやかさや潔さを感じさせ、入学式・卒業式の連想から新しい旅立ちというめでたい気分を誘う」とあります。

 

一方、その潔い散り方に憂いを感じる人も少なくありません。大病を患って、「来年の桜を見るまでは」など目標にする人が多いことも、日本人が、桜を見ること自体を生きる目標にしていることもわかります。若くして闘病の末に星になった親友が、会うたびに「来年の桜を見られるかしら」と言っていたことを、この季節になると必ず思い出して涙します。

 

それだけに、何か大きなエネルギーを感じるのでしょうか。さらに、ハイキングをしながら、千本桜の本当の意味を聞いて、日本人の桜にかける思いを再認識しました。

かつて、胎内川の氾濫で大きな被害が出て、その復興に尽力した伊藤考次郎村長が慰霊のために桜を植えたのだとか。昔の人は、千本桜ではなく、考次郎桜と呼ぶのだそうです。桜に命を重ねることが、日本人の心が揺さぶられる理由でしょうか。

 

目には見えないその背景を感じるからか、桜を見上げるときに、美しさ、楽しさと共に、どこか物悲しさや憂いを感じてしまいます。

 

一方、桜並木の他にも、足元に目やると、雪割草、水芭蕉、スイレンなどの花や、ふきのとう、タラの芽など食べられる野草が多いことに驚きます。

可憐な小さな花にも目を向けると、春爛漫の主役は「桜」でも、道端には多くの命が芽吹いていることを実感しました。

千本桜ウォークの翌日に、地元紙で見かけた記事です。司馬遼太郎の小説『峠』の主人公 長岡藩家老 河合継之助。

「『春は越後だなあ』。継之助が人生最後のこの季節に、花々を自分に重ねて従者に語る場面が『峠』にはある。桜や桃が咲き競う信濃川の土手道だ。継之助は土手脇の小さな溝を指さす。『桜を見るひとがあっても足もとの芹の花には気づかぬ』。」

 

桜を見上げて、春たけなわを皆で堪能するのは楽しいものです。しかし、流行に乗るばかりでは寂しいものがあります。足元の小さな命の輝きにも敏感でありたいと思った春です。

 

 

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