就職活動の前に知っておきたい！マナー講座　～敬和学園大学～

新潟県新発田市にある敬和学園大学での授業。今年から通年授業になったビジネスマナー講座とともに、キャリア開発の講座を担当してもう７年以上になります。本日は、3年生のキャリア開発「就職活動の前に知っておきたいマナー講座」

スーツの着こなしについての講座も受講した学生たちは、スーツ姿での授業です。心が形に表れるのが理想ですが、そこはまずは訓練。形には心が伴うもの。身だしなみを整えることで心まで引き締まるものです。形から入り、心を耕していくのです。

100人近い学生たち。マナー本来の意味を考えてもらい、社会人としての心構え、挨拶や第一印象の重要性、お辞儀など細かいふるまいを伝えます。

短期決戦と言われる中、就職したい企業や業種、職種がハッキリしている人もいれば、まだ漠然として自分の進むべき道が定まっていない人もいます。売り手市場と言われても、企業が求める人材のレベルは変わりません。売り手市場だからこそ、その中でも「よりいい人材」を採用したいのが企業側の本音です。

就職試験は、筆記試験はもちろん、とにかく、面接を突破しなければなりません。そのためには日頃から、「敬語を含めた言葉遣い」「自分の考えをまとめて伝える力」「コミュニケーション能力」「日常のマナー」等を身に付けておくことが大切です。残念ながらその時だけ頑張れば出来るというものではありません。特に面接では、短時間でいかに自分を表現出来るかが勝負です。

さらに、秘書検定の授業をしている私がいうのもなんですが、試験の点数が良くても、難易度の高い資格を持っていても、コミュニケーションがとれなければ、社会でその能力を生かすことは出来ません。仕事は１人ではできないし、１人でするものでもありません。

人が人との関わりの中で仕事をしていくこと、この人間関係がとても重要だからこそ、企業が求めている人材の上位にコミュニケーション能力がくるわけですね。

いろいろな大学や専門学校などで出会う学生たちと話すと、コミュニケーション能力がすでに身についている学生もいれば、苦手な若者も。通年授業になったビジネスマナー講座では、コミュニけーションの重要性についてたびたびふれています。

ビジネスマナーやコミュニケーションなど、社会に出る前の準備、人としての成長の応援ができるのはありがたいことです。すでに遠い記憶になりつつある（笑）私自身の学生時代や新入社員時代を思い出すと、そこを教えてほしかった、先に言ってほしかったと思うことが多いものです。その「ほしかった」内容を伝えていこうと思っています。学生たちが自分の道を見つけ歩んでいけるよう応援します。