「そだねー」だね~
田巻華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナーの内容を1週間遅れで簡潔にお伝えしています。2018年3月9日配信分のメルマガです。
「そだねー」がタイトルの新聞記事やコラムを何度か目にしました。SNSの投稿やコメントのやり取りにもこのひと言の出番が多かったようです。
平昌五輪で日本の女子カーリングチームがプレー中に交わした言葉で、注目を集めた「そだねー」。明るく親しみのある女性たちが発する北海道弁の「そだねー」はかわいらしく、緊迫した場面でもリンクに響くと、ほっとする温かさに包まれました。
新潟弁で言えば?「そうらね~」新潟に暮らす県外出身の私からすると、「そうらね~」も感じがいいと思う言葉です。皆さんの故郷やお住まいの地域ではいかがでしょうか。
田巻の故郷の鹿児島弁だと、大河ドラマ「西郷どん」で知名度を上げた?「じゃっど!」(笑)さらには、「じゃらいなぁ~」「そいじゃが」なども・・・その部類。少々難解ですね。少し近づくと、「だね~」や「だよ」それを重ねて「だよだよ」などもそうですが、これらは「そう」が省略されています。おもしろいですね。
相づちには、「だからよ」を使うことが多いのですが、人の意見に同意する時に「そうだよね~」という意味を込めて「だからよ」と言います。あっ、鹿児島弁講座になってしまいました。
いずれにしても、これら全て「共感」「同意」の言葉です。人は皆、自分の話を共感し聴いてもらいたいものです。
他者から理解され、認めてほしいと願う承認欲求を満たしてくれる言葉は、心の支えになります。
田巻の秘書時代には、こんなことがありました。放送局はクレーム、相談、持って行き場がない愚痴のたまり場です。(笑)番組やイベントなどに関しては担当部署がありますが、どこの部署でも扱えない相談事は、田巻の出番です・・・
ある時応対したお客様は、隣人トラブルで悩んでいました。警察や行政に言っても取り合ってもらえないので、なんとか番組で取材してほしいと言うのです。
一から隣人とのもめ事を説明され、怒りの声を聴きました。気がつけば、延々2時間・・・そのうち、私が発した言葉は「そうなんですか」「それは大変でしたね」など。その繰り返しです。
話を聴く際、語らずして語ることもできます。
うなずき = 共感 それは好印象に変わります。
うなずいて内容によって表情を変え、ただ真剣に聴いていただけでした。
タイミングよくうなずくのは、語らずして語る会話の促進剤で、相手に不愉快な思いをさせない聴く側のマナーです。とにかく誰かに聴いてほしいのです。相手が疲れるまで聴いて差し上げると、皆、一様に御礼を言って帰られます。
なかには、何のことで怒っていたかわからなくなったと笑う方も。人に話すことで、頭の中を整理できたのでしょう。総務に異動した当初、このような相談に出くわすたびに正直、「おいおい、私は忙しいんだよ~。仕事ができないよ~」と心の中でつぶやいたものですが、様々なお客様応対で1人でも気持ちが楽になり、鹿児島放送の対応に御礼を言われることは、立派な仕事であったと後になって気がつく・・・「落ちこぼれ秘書」でした。
1人1人に向き合い、「満足」を「感動」に変えるためにも、「そだねー」は、コミュニケーション力を高め、人間関係を良好にする魔法の言葉になるかもしれません。
たとえ意にそぐわなくても、一度、「そうなんですね」とやんわり受け止め、そのような考え方もあるのですねと理解した上で「私はこう考えているのですが、いかがでしょうか」と切り出すいわゆる、YES・BUT法。ここでも、相手の感情を逆なでせずにすむ「そだねー」の相手を思いやる力が発揮されています。
新潟の70代の主婦の新聞投稿に、このようなくだりがありました。「私を含め高齢者の中には話もろくに聴かずに『そーでね(そうではない)』と頭ごなしに反発したがる人が多い。これからは私もなるべく『そーでね』より『そーだねぇ』をたくさん使うよう心がけたい」。
皆さんの「そだねー」で、気持ちが楽になる人がたくさんいるはずです。
そう言えば、最近、大阪人の夫が「そやな」「そやね」「そうなんや」「ほんまに~」を連発しているような気がします・・・(笑)
「そだねー」は、人の気持ちに寄り添い、社会を明るくするキーワード。
「そだねー」だね~。
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