親しみを込めて?

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大学のビジネスマナーの授業では、郵便の知識や、封書の書き方なども教えています。毎授業、感想の提出を求めますが、履修する学生は変わっても、毎年、同じような内容があります。

その一つが、「親展」についての感想です。

「親展」とは、「本人(名宛て人)が開封してください」という意味ですが、毎年、以下のような感想が出てくるのです。

・封筒に「親展」と書いてあるのは見たことがあったが、気にしたこともなかったし、その意味を初めて知った。

・知らないでは済まされない常識と知って、社会に出る前に学べてよかった。

・「親展」という漢字のイメージから、「宛名の人に親しみを込めて」というような意味だと勘違いしていた。

・なぜ「親」という字を使って、本人が開封という意味になるのか不思議だ。保護者向けという意味だと思った。

などです。

特に、下二つの感想には驚きましたが、疑問を持つことに対して改めて指導すると、忘れないようです。

「親」という漢字は、まずは、「おや」「したしい」という読み方をイメージする人が多いと思いますが、その他にも違う読み方や意味があります。

辞典を引くと、

まずは音読み シン

そして訓読みは、おや・した(しい)・した(しむ)・ちか(い)

意味は

1 父母 おや 使い方は「両親」や「親権」など

2 縁続きの身内  「親戚」「親族」など

3 身近に接してしたしくする したしい 「親切」「親睦」など

ここまでは想像どおりですが、もう一つにその答えがあります。

それが、「みずか(ら)」という読み方です。意味はもちろん、自分で直接、みずからということです。「親展」「親書」など。「展」には、「巻いたものを開く」という意味があるので、「親展」は、名宛て人自身が直接開封して読んでほしいという意味になるのです。

 

あらゆるマナーやルール、言葉遣いが存在しますが、「決まりだから。そう教えられたから」ではなく、「なぜそうなのか、何のためにそうするのか」の根本を知ることが大切ですね。

 

「疑問に思ったら、まずは私に聞く前に自分で調べなさい!手間をかけて調べた知識は忘れない」とは言いながらも、学生たちの素朴すぎる疑問に、私自身が学ばせてもらうことが多いのです。

親しみを込めて?親切に?一つ一つの疑問に答えています。

 

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