新札とピン札

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おととい3日、20年ぶりに新紙幣が発行されました。もう実物を手にされたでしょうか。

 

最近はキャッシュレス決済が多い田巻ですが、新しいお顔を拝むために、銀行で両替してみました・・・おお!渋沢栄一(新一万円札)、津田梅子(新五千円札)、北里柴三郎(新千円札)お三方にご挨拶ができました。

 

新しいお札は、150年にわたり培った偽造防止技術の結晶。肖像の3D画像が回転するように見えるホログラム技術が世界で初めて採用されました。確かに動いて見えます!そしてピカピカ光って美しい印象です。まさに出来立てほやほやの、新札・新券です。

 

 

大学のビジネスマナーの授業では、ご祝儀や不祝儀のお金について話すときがあります。その際、念のために、新札・新券とピン札の違いを説明します。言い方が違うだけと思っている学生が多いからです。

 

 

新札・新券とピン札の大きな違いは、未使用であるか否かというところです。ピン札とは、シワや折り目、汚れがなく、発行されたばかりで使用感のないお札です。既に使用されているけれど、きれいなお札ということです。それに対して、新札・新券は、発行された後、誰にも使われたことない、未使用で新しいお札のことを指します。

 

 

紙幣は正式には日本銀行券なので、「千円券」「五千円券」「一万円券」という名称です。このため新券と言われますが、この言い方は、新札の金融機関業界用語と言えるでしょう。

 

「結婚式などのご祝儀には、ピン札を用意する」と覚えている方もいらっしゃると思いますが、厳密にいうと新札を使うのがマナーといされています。しかし、実際には、新札・新券とピン札を見た目で判断するのは難しいでしょう。また、その違いを認識している人も多くありません。このため、ご祝儀には新札だけでなく、ピン札を使用している人が多いのも現状と言えます。

 

結婚式のご祝儀以外にも、出産祝いや入学祝い、就職祝い、七五三など、お祝いのお金を渡す場面は数多くあります。お祝い事でお金を渡す場合は、できるだけ新札、使用感のないピン札を使用するほうが、お祝いや感謝の気持ちが伝わりやすいでしょう。

逆に不祝儀には、ピン札、新札・新券は避け、使用感のあるお札を使用します。葬儀などの不祝儀できれいなお札を包むと、不幸を待って事前に準備していたという意味にとられる可能性があるためです。実際にそんな風に思う人はいないでしょうけれど・・・遺族側からすると、そのマナーのなさ、故人への思いのなさを感じて失望するかもしれません。

 

そのため不祝儀には、既に使用されている、しわの入ったお札を使います。といっても、あまりにもクシャクシャなお札も控えます。どうしてもきれいなお札しか持ち合わせがない場合は、一度折り目を付ければいいでしょう。

 

 

新紙幣の発行にともなって、旧紙幣が使えなくなるというデマが繰り返し拡散しているそうです。国立印刷局の特設ウェブサイトは、古い紙幣も引き続き使えると説明しています。

 

キャッシュレスがすすむなかの新紙幣発行ですが、できれば、多くの渋沢さんがうちに来てほしい・・・と思う田巻です。

 

2024年5月、拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』の5刷となりました。心から御礼を申し上げます。

 

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