人間万事塞翁が馬

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今月23日、東京の国立競技場に聖火の入ったランタンを掲げる池江璃花子選手の姿がありました。

 

白血病から競技復帰を目指す競泳選手。真っ暗なスタジアムに純白の服で降り立った彼女は、女神のように見えました。

「スポーツは人に勇気や絆をくれるもの。逆境から這い上がっていく時には、どうしても希望の力が必要。1年後、オリンピックやパラリンピックができる世界になっていたら、どんなに素敵だろうと思います」と世界中に祈りのメッセージを発信しました。

 

 

2019年2月、彼女が白血病を公表したときのことを覚えているでしょうか。当時のインタビューでこう話しています。

「病気になったらなったで頑張るしかない。思っていたより数千倍しんどいです。でも、負けたくない。絶対大丈夫。目標って絶対必要。人生においてパリ五輪出場が今一番の目標」。

 

 

プールに戻ってくることを誰もが祈りながらも、1年半も経たないうちに、それを乗り越えてくれた姿こそ、希望の光です。

 

 

「人間万事塞翁が馬」は、故事成語の一つです。「塞」は要塞の「塞」で砦(とりで)の意味で、「翁」は、年をとった男性、老人です。

昔、中国北方の砦に老人が住んでいました。その老人は、素晴らしい名馬を飼っていました。しかしその名馬が逃げてしまいます。人々が慰めに行くと、老人は全く悲しんでいる様子はなく、平気な顔で「そのうちに良いこともあるでしょう」と言います。数か月後、逃げた馬は立派な馬を連れて帰ってきました。

人々はお祝いに行くと、老人は「いや、このことが災いになるかもしれない」と喜びません。しばらくして、その馬に乗っていた老人の息子が落馬し、足を骨折してしまうのです。人々が見舞いに行くと、今度は「このことが福となるかも」と言います。その後、隣国と戦乱になりましたが、息子は足の負傷のため兵役を免れ、命が助かりました。

 

 

「不幸(災い)」と思えることが、後に「幸い」になることもあり、また、その逆もあるというたとえです。

 

人生における幸せや不幸は予測しがたいものであり、良いこともあれば、悪いこともあることは、ある程度生きていれば誰もが経験するでしょう。

 

先のことはわからないので、今うまくいかなくても、良い方に向いていくことがあります。逆に、嬉しいことやラッキーなことがあっても、その先はどうなるかわかりません。

 

 

長い人生でいろいろな試練が待ち受けていても、「人間万事塞翁が馬。これが今後、良い方向へいくきっかけになるかもしれない」と自分の心の持ちようで変わるかもしれません。

 

 

池江選手が白血病を公表した昨年2月、日本骨髄バンクへのドナー登録が急増したそうです。池江選手は、病気になったからこそわかったことがあると言っています。

 

 

そして、全世界は、コロナになって初めて、当り前の幸せに気がつきました。コロナ渦で、今はもがき苦しんでいますが、近い将来、人類がコロナ以上の敵に脅かされることがあれば、あのときに教訓とワクチンのお陰で多くの命が救われたという時がくるかもしれません。

 

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