サバを読む(ポジティブ男子ネタ)

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サバを読んだことはありますか?1回もない、これまでの人生を正直に生きてきたとおっしゃる方でも、サバを読みたくなる気持ちはわかっていただけるでしょうか。

 

この「サバを読む」という言葉は、「数をごかまかす」という意味ですが、江戸時代から使われてきたそうです。

 

そもそも、なぜ「サバ」なのでしょうか。「アジ」じゃダメなんでしょうか(蓮舫風)

 

「前に1度聞いたことあるけど、なんだったっけなあ~」そんな声が聞こえてきそうなネタです。私もです。人間って、本当に忘れやすい生き物ですね。

 

 

 

江戸時代、美味しいサバを一人でも多くの人に味わってもらいたいと、漁師たちは、水揚げしたら急いて数えて出荷していました。

 

急ぐのには理由があります。サバは他の魚よりも体のなかに消化酵素をたくさん持っているため、死んでしまうと、その消化酵素が自分の身を分解し、他の魚よりも傷みやすいからです。

 

 

傷みやすいために、できるだけ早く作業したわけですが、慌てると必ずミスが起こるのが世の常。

サバは数え間違えることが多く、「頼んだ数と違うじゃないか」「誰がサバを読んだんだよ」なんてことも度々起こるわけです。本来、「数え間違い」という意味で使われていたのですね。

 

その後、江戸の町の半分を焼いてしまう大火や大飢饉などで食べるものにも困る生活のなかでは、サバの数え間違いも許されるはずがなく、単純な「数え間違い」の意味から「数をごまかす」の意味へ・・・あくどい嘘の象徴になってしまったというのです。

 

さて、今週はここまでは前置きです。

 

サバを読んだことはあるかと聞きましたが、実は田巻はこの10年程、ずっとサバを読んできました。たった1人の人に、ずっ~とです。

 

 

しかも大きなサバです。本当の年齢からマイナス10歳もサバを読んでおりました。これは・・・「罪」とも言えます。

 

 

サバを読み続けたら、本当にそうなるのではないか・・・なるわけがありませんが、言い続けたことで、その人の前ではそんな気分になっておりました。

 

 

私は息子、ポジティブ男子が物心ついた頃からずっと、実年齢よりも10歳若い年齢であると言ってきたのです。

 

一応、理由があります。私が息子を出産したのは、流産を繰り返したために38歳。幼稚園などで、無邪気な子供たちは「ねえ、ママ何歳?」と聞いてきます。友達のお母さんはちょうど10歳くらい下の人が多いのです。

 

 

1度、友達やそのお母さんたちがいるなかで聞かれたとき、他のお母さんと横並びで、つい、「33歳」と言ってしまったのです。我が子を思うあまりの優しい嘘。43歳なのに・・・

 

 

嘘をつくことは良くありませんが、時には「優しい嘘」で相手のプライドや立場を守らなくてはならないことがあります。と、言い訳してみたり。

 

 

小さな優しい嘘は、年を重ねるたびにカミングアウトしづらくなり、しまいには、「親にずっと年をごまかされていた」というネタにしてあげるしかないと思うまでに。

 

 

しかし、それを打ち明けるタイミングは突然やってきました。といっても、彼は15歳になっていました。つい先日のことです。

 

 

東京の高校に合格した息子を囲んで、東京の身元引受人やいつもお世話になっている60代女性と食事をした帰りのことです。新幹線で新潟に戻る車中、私は、食事をした女性は若々しく、行動力があってバリバリ仕事をされ、あんな素敵な60代になりたい、目標だと話したのです。

 

ポジティブ男子「そう言えば、今、何歳だっけ?」

母「えっ?今?あれ、言ってなかったっけ?53歳だよ。」

ポジティブ男子「えっ?そうなの?あんまり年のこと聞いてなかったけど、なんか、聞かないうちに急に年とった?(笑)」

母「あっ、これは実年齢ね。女性には見た目年齢があって、

君にはずっと見た目年齢しか言ってなかったかも」

 

 

横並びの席だったので、彼の表情を確認することはできませんでしたし、見るもの怖かったのですが、一瞬、彼が固まったかのように感じました。しかし、すぐにこう言ったのです。

 

 

「いくつになっても、かっこいい女性でいてくださいよ」

 

 

ポジティブ男子の方がずっとうわてなのです。騙されたふりをし続けるのも、優しい嘘ということでしょうか。

 

 

今週末は、田巻54歳の誕生日がやってきます。上京したポジティブ男子に、晴れ晴れとした気持ちで誕生日アピールができそうです。

 

この場におよんで、「サバを読む」の本来の意味、「数え間違い」なら、いいのに・・・

 

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