「ルビ」って何？

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春は様々な書類作成に追われます。特に新入学、進級するお子さんをお持ちの方や、社会人1年生も、入社に伴い様々な書類を書いたことでしょう。皆さんは、いかがでしょうか。

田巻は、今年に入って息子の受験関連や入学に伴う書類を嫌というほど書かされました。息子自身が自筆で書く箇所もありましたが、意地悪な母は少し試してみようと思い、このように言いました。

 

 

「ちゃんとルビ振ってね」。

「『ルビ』って何？」と息子・・・

 

 

はい。やっぱり、そうきました。子供たちは「ふりがな」を「ルビ」と呼ぶのは聞き慣れていないようです。では、なぜ「ふりがな」を別名「ルビ」と呼ぶのでしょう。その由来をご存知でしょうか。

 

 

 

ルビ、ルビ？　ルビー・・・まさか、宝石のルビー？そうです。まさかのルビーです。

 

イギリスでは、19世紀後半、活字に数字以外の名前をつけて呼んでいました。例えば、6.5ポイントはエメラルド。

5.5ポイントはルビー。

5ポイントはパール。

4.5ポイントはダイヤモンド、

3.5ポイントはジェム

3.5ポイントはブリリアント・・・などです。

 

 

「ジェム」は、高品質のジュエリーのことで、「ブリリアント」は、ダイヤモンドの58面体の研磨法や光り輝くなどの意味もあります。なぜか宝石や宝石に関する名前で呼ばれていました。

日本の印刷業界でふりがなに使われていたのは、5.25ポイント活字。この大きさに最も近い大きさが5.5ポイント活字の「ルビー」だったことから、日本でも、ふりがなを「ルビ」と呼ぶようになったそうです。

 

ちなみに、5.5ポイント活字をアメリカでは「アゲート(agate)」と呼んでいました。和名は瑪瑙（メノウ）です。

 

もし、活字の名称がイギリスからではなく、アメリカから入ってきていたら、「ちゃんと、アゲート？メノウ？アゲ？メノ？振って」と言っていたかもしれません。

 

 

また、「ふりがな」と平仮名で書いてあれば、「たまき　かつき」と平仮名で、「フリガナ」とカタカナで書いてあれば、「タマキ　カツキ」とカタカナで書くなど大人にとっては当り前のことでも、子供たちにはルビの話の続きで教えてあげるのもいいですね。

 

 

現に、いつも平仮名にしていた、その時の気分で平仮名、カタカナは気にしていなかったという大学生もいるのです。

 

 

新型コロナの影響で大学の授業開始も遅れています。平成生まれの学生たちの名前は、いわゆるキラキラネームも多く、教務からの名簿でわかる場合もあります。意地悪田巻は、初回授業で「ルビ振って」が通じるかやってみようと思っています。

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●○●　編集後記　●○●

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在宅勤務などで、メールや電話でのやりとりも多くなりました。「いつも大変お世話になっております」に続き、「大変な世の中になってしまいましたね。そちらの状況はいかがですか？」などが挨拶になっています。

 

 

高校入学で上京予定だった息子、ポジティブ男子はオンラインでのやりとりが始まりました。

 

ZOOMを使った顔合わせやガイダンス、Google　Classroomでプレイスメントテストもあり、来週からオンライン授業も始まりますが、全くの休講よりは、なんとかモチベーションを維持しています。

 

3分の2が帰国子女の高校で、しかも男子は全体の3分の1．ZOOMの顔合わせで、初めてパソコン越しに会った同級生の中には、なんと、ピンクの髪の子もいたとか。女子は海外ドラマのハイスクールにいそうな感じだったと。そりゃそうでしょ、帰国子女なんだから・・・

 

 

田舎者のポジティブ男子にはギャップが大きすぎて、オンラインで慣れて、実際に会った方が良かったのかもしれない・・・とポジティブな母です。

田巻　華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける！」メールセミナー　「1ミリでも前へ！一歩踏み出す勇気とやる気をプレゼント！」をコンセプトに、生涯アナウンサー＆元秘書　田巻華月がおおくりしています。