異動した先でプロになる!

田巻華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナーの内容を1週間遅れで簡潔にお伝えしています。2018年4月6日配信分のメルマガです。今回はバリ研修のため投稿が遅くなりました。ご了承ください。

 

新年度がスタートしました。皆さんの環境は変わりましたか?

 

仕事、プライベート、全く変わらないという方も真新しいスーツに身を包んだ新入社員にかつての自分を重ねたり・・・進入学シーズンで、子供たちが新しい環境に飛び込む姿を見るのは、ワクワクするものではないでしょうか。

 

環境は全く変わらないにしても、人の気持ちが変わる季節です。ワクワクでもあり、そわそわでもあり、不安でもあり。

 

会社員の方は4月1日付で異動した方もいらっしゃるかもしれません。自分は異動しなくても、目の前の席の人が変わって、まだ慣れない。なんてこともあるかもしれませんね。

 

 

先日、古巣の鹿児島放送で社員研修をした際、4月1日付けで多くの社員が異動することを知りました。田巻同様、アナウンサーが他部署へ異動など、畑違いの仕事に就く社員も多いのです。

その異動対象となった後輩たちと少し話をする時間がありましたが、皆、多少の戸惑いはありながらも、次の仕事への意欲を見せていました。

 

 

そんな後輩たちの姿が頼もしく感じられたとともに、アナウンサーから秘書への辞令が出たときの自分自身のことを思い出し、少し恥ずかしくなりました。

 

13年前、それはアナウンサーが他部署へ異動という鹿児島放送では初めてのケースでした。

 

無事出産したものの、保育園には4月に入園しなければ空きがないと言われ、育休を半年で切り上げて現場復帰。主婦目線、母親目線で話せるときが来たと、番組復帰を心待ちにしていた矢先のことでした。

 

 

上司からの言葉を受け止められず、涙して同僚に心配もかけました。後輩たちの志に比べれば、メソメソしていたあの時の自分を恥ずかしく思います。

 

しかし、田巻の異動とその後の活動により、後輩たちが少しでも「異動」に関する考え方が前向きになったのなら、流した涙も無駄ではなく、少しは役に立っているのかもしれません。

 

私の異動を機に、その後は何人かのアナウンサーが異動し、他部署を経験してまた現場に戻り、その経験を活かしています。アナウンサーだけでなく、報道記者が営業マンに、技術出身者が経理など、「人が動く」ことで新しい風が吹きます。

 

 

「異動した先でプロになる!」

それは、田巻が当時の直属の上司の姿を見て学んだことでした。

 

アナウンサーから秘書として総務へ異動した当時の総務局長。もともとは技術職として入社し、長くその道を究めていた方ですが、番組編成を経験後に、総務局長、そして現在は専務として指揮をとる人物です。

 

私が総務へ異動した際も、自らの経験を語り、「アナウンサーがなぜ総務へ?」と疑問に思っていた私に同情しつつも励ましてくれました。

 

 

そのときはまだ、私を総務へ呼んだ張本人であることを知る由もありません。怖いですね、会社って。(笑)

 

元上司は技術者ならではの手腕で、社内のパソコンの環境や社内LANなどのネットワークを構築していきました。会社経営に必要な資格や、総務局長として経理の知識を習得するために簿記の資格を取るなど、部下に言う前に自らの姿勢を見せてくれたのです。

 

上司の日々学ぶ姿から、当時の総務は、資格取得でスキルアップしようと盛り上がります。総務は社員のために働く、そのために様々な知識を持つことにベクトルを合わせたのです。

 

当時の総務部長は元報道記者でしたが、難関の気象予報士の資格を取得し、現在はまた報道の現場で気象予報に関わっています。

 

私は秘書検定1級はじめ、国家資格である衛生管理者や個人情報保護士、鹿児島のことならなんでもおまかせの鹿児島検定グランドマスターなど約3年間で8つの資格を取得しました。

 

子育て中の私にとっては時間との戦いで、休みの日には息子を保育園に預けて図書館で勉強する過酷な日々。

 

しかし、何かに合格するたびに小さな自信を積み重ね、次の目標を見出していった、今思えば人生で1番学んだ時間になりました。

 

報道制作の現場から総務へ異動したことで、会社がどのように動いているのか、各部署がどのような関係で仕事をしているのか把握できました。

 

 

1つの道を究めるのも素晴らしいことですが、いろいろな経験を積むことは、さらにその人を成長させます。1つの方向だけではなく、多方面から様々な見方ができるようになり、結果的にやりたい仕事がもっと充実すること。

もちろん適材適所はありますが、仕事ができない人はどの部署でもできないけれど、できる人はどんな部署でも切り拓いていけること。心がけ次第で道が違うことを様々な事例で見ることができたのでした。

 

あなたががもし、今、自分の希望しない部署にいるのなら、1度本気で、その部署のプロを目指してみると、何かが見えてくるかもしれません。

 

後輩や同僚で、もしそんな人をご存知なら何かの機会に伝えてあげてください。

自分にはこれしかない、できないから次の異動まで我慢してなんとなく仕事をしていくのか、嫌で辞めてしまうのか。

 

それとも・・・

 

こんなこともできるようになるチャンスが訪れたと思うのか、全ては自分次第です。

現在は鹿児島放送の専務である元上司との何気ない会話のなかで心に響いた言葉がありました。

 

 

「草木が芽吹く時のエネルギーのように、新しい部署で新しい仕事に対して向き合う時の力が大事。慣れた仕事をし続けることは簡単だが、考えなくなる。やったことがない仕事や新しい仕事は、どう工夫すればいいのか、常に考える。日々考える力がまたお互いの刺激になる」

この時期は、そんな芽吹くエネルギーが溢れています。

 

社員時代は、「この人がいなくなったら、まわらない」なんて言葉をよく聞いたものです。しかし、その部署でリーダー的存在がいなくなると、また新たにリーダーが生まれるのです。

 

見えない土のなかで、今か今かと芽吹く力を蓄えている社員がいるかもしれません。

 

当時は会社を辞める日がくるとは思ってもみませんでしたが、取得した資格が肥しとなり、今の講師業に活かされています。

 

鹿児島から遠い新潟の地に飛んで自ら種をまき、芽吹き、今後は花を咲かせるために、自ら、大地に水と栄養を与えている田巻です。

 

 

人生、面白いものですね。

 

 

今週のテーマは、拙著『「秘書力」で人生を変える!』のなかで詳しくご紹介しています。元上司からも寄稿いただきご紹介しています。

田巻 華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナー 「1ミリでも前へ!一歩踏み出す勇気とやる気をプレゼント!」をコンセプトに、生涯アナウンサー&元秘書 田巻華月がおおくりしています。

 

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