目指せPPK!
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先日、新潟市のシンボル、萬代橋の架橋90周年を祝うイベントがありました。初代萬代橋が信濃川にかかったのは、133年前。その後、2代目を経て、現在の3代目萬代橋は8月23日に90歳のお誕生日を迎えました。
【萬代橋90歳おめでとう!萬代橋誕生祭司会】
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田巻は毎年、この誕生祭の司会をしています。人間界で?90歳のお誕生日は、「卒寿」と言われます。(正式には数え年90歳なので満89歳ですが、近年満年齢でのお祝いが増えています。)ちなみに、このメルマガもなんだかんだ言って、今週は99号です。99歳は「白寿」ですが、このような長寿の祝いの総称を「賀寿(がじゅ)」と言います。
9月は敬老の日もありますので、今週は「長生きネタ」です。
長寿の祝いで誰もが聞いたことがあるのが、「還暦」でしょう。還暦は満60歳のお祝いですね。60年で干支が一回りし、満60歳で生まれた年の干支に戻る、赤ちゃんに還ることから、還暦祝いには、赤い「ちゃんちゃんこ」などを送る習慣があります。
現代では還暦祝いも様々で、最近は「ちゃんちゃんこ」の代わりに、赤い色のプレゼントを選んだり、食事をする、旅行に行くなどお祝いの仕方も様々です。60年前の新聞付き名前入りのお酒、なんていうものもありました。
余談ですが、皆さんは、もちろんご自身の干支はご存知ですよね?大学の授業の雑談で、学生たちに干支を聞くと、「寅年」「丑年」などと答えますが、それは、正確には十二支。干支の「支」の部分。干支の「干」は、十干(じっかん)のことで、甲(きのえ)乙(きのと)丙(ひのえ)・・・など10種類あります。この十干と十二支を組み合わせたものが、干支ですね。この組み合わせが60通りあるので、自分の干支に戻るのが満60歳ということです。
ちなみに田巻は、「丙午(ひのえうま)」。丙午の女性は気性が荒く、夫を食い殺すなどの迷信が有名です。この年はぐっとと出生率が低下したため、貴重な女です。
では、その他の賀寿について、その由来をご存知でしょうか?
古希(古稀 こき)数え年70歳(満69歳) 中国の唐時代の詩人 杜甫の「人生七十古来稀なり」
(70歳まで生きる人は古来、珍しく希少である)という詩の一節に由来。
喜寿(きじゅ)数え年77歳(満76歳)「喜」という字の草書体が、「七十七」と読めることに由来。
傘寿(さんじゅ)数え年80歳(満79歳)「傘」の略字が、八と十を重ねた形で、「八十」と読めることに由来。
米寿(べいじゅ)数え年88歳(満87歳)「八十八」を組み合わせると「米」の字ができることに由来。
卒寿(そつじゅ)数え年90歳(満89歳)「卒」の略字「卆」が「九十」と読めることに由来。
なかには、えっ?そんな理由?というものも。白寿(はくじゅ)数え年99歳(満98歳)初めて聞いた時は、少々笑ってしまったのですが、100-1=99。漢字の「百」から一画目の「一」を取ると、「白」。ということで、白寿なのです。
その他、数え年100歳百寿、数え年108歳の茶寿、数え年111歳の皇寿などもあります。
驚いたのは、平成14年に新しく緑寿(ろくじゅ)という賀寿を創ったこと。77、88、99はあるのに、66がないことから、日本百貨店協会が緑々寿(ろくろくじゅ)を略語にしたとか。う~ん。ビジネスの臭いがします・・・。
また、数え年は、生まれた年を1歳として、その後は新年を迎える度に1歳を加える年齢ですが、従来は昔ながらの風習として数え年でのお祝いが一般的でした。しかし近年は、古希であれば、数え年70歳(満69歳)より満70歳でお祝いする場合が増えているようです。学生に「数え年」と「満年齢」を説明するところから始まるのです。
さも雑学王のような事を言いましたが、田巻もその全てを学んだのは秘書検定でした。こんなことも学ぶのですよ。
さて、先日、テレビのインタビューでまだ若い芸能人が、人生の目標は「長生き」と答えていました。
田巻は欲張りなので、ただ長生きではなく、「頭も身体も心も元気に長生き!ピンピンコロリ」です。ピンピンコロリ、略して「PPK」です。対義語として、寝たきりで長く生きるというのは、ネンネンコロリで、「NNK」。
皆さん、「PPK」を目指しましょうね。
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~ あなたと月と華の道 ~ M*Fleur 代表 田巻 華月
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