ポジティブ男子の名言㉖「心って何ですか?」
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きょうはバレンタインデーですね。日本では、女性が男性に愛の告白をするためにチョコレートを渡す日、
という認識が一般的ですが、昔に比べるとその在り方も多様になりました。いわゆる義理チョコから、頑張る自分にご褒美、女性から女性の先輩に普段の御礼の気持ちなどなど。
商業的な意味合いも強いなか、いずれにしてもこの日をきっかけに愛や感謝の「気持ち」、相手を思う「心」を贈るのだと思います。
先日、脳外科医の世界を描いたドラマ「トップナイフ」のなかで、こんな場面がありました。恋をした新米の女医。自分の気持ちに戸惑う彼女に、三浦友和扮する上司が言いました。
「脳は心だよ。まずは心を知らなきゃ」
天才脳外科医になるためには、人の心を知る、恋もすること。それは脳を知ること。そんな場面を見て、ふと思い出したことがあります。
お久しぶりの、田巻の中3息子、ポジティブ男子の名言シリーズです。彼が中2になりたての、今から2年近く前のことです。担任の先生は田巻と同世代の熱血タイプ。
ポジ男から聞いていた先生の口癖は、「心ある対応をしよう。そこに心はあるのか?」初めて、その担任の先生と個人面談でお会いしたときのことです。
先生が開口一番、「いやあ。お母さん、彼にはまいりますよ」
田巻の心の声「あちゃ~」すかさず、「わ~。何かやらかしましたか?」
先生「いえいえ、彼はとにかく面白いですね。授業中やそれ以外も、今度はそうきたか!?という質問をして きましてね」
田巻「は~。」
先生「この前は、道徳の授業で、『心って何ですか?』って聞かれました。」
田巻「なんだか、格好つけ野郎ですね」
先生「哲学的というか、難しいこと言うなあと一旦かわしたのですが・・・例えば、トイレのスリッパが揃っていなかったら、次の人が使う時に気持ちよく使えない。あとで使う人のことを考えてスリッパを揃えると、そこに心がある。などいろいろ話しましたよ」
田巻「『心有る』という表現が、他人を気遣う気持ちのことで、深く考えて判断したり、理解したりという意味なのに、心が有るか無いか、有るならどこに有るのか、有るなら心って何だ!って気になったのでしょうね」
先生「逆に聞いてみたんですよ。じゃあ田巻は、心って何だと思うんだい?って」
田巻「おっ、困ってましたか?」
先生「こんな風に言いました。『わかりません。科学的、医学的、哲学的、答えは様々だと思います。
考えることだから心は脳だ!と思うと、ありきたりだし。頭で考えても、胸や心臓のあたりで何かを感じるのが、なんだかわからないんです』
田巻「へ~×3」
先生「次はどんな質問が来るのか、いい意味で、困ってます(笑)」
確かに、人間心だよ、なんて言いながら胸をおさえるしぐさなどをします。心は脳だ!という答えは理屈っぽく感じ、先生に何か他の答えを求めたのでしょう。中学生活も残り少なくなったポジ男に、改めて聞いてみました。
「今でもわからない。だから、面白い」んだそうです。
さて、ポジ男ファンの皆さま、ポジ男のことでご報告があります。以下、よろしければ編集後記をご覧ください。
これまでポジティブ男子の名言シリーズはこちらで。
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●○● 編集後記 ●○●
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合格圏外からの大逆転!ポジ男が、東京のいわゆる難関私立と言われる高校に合格しました。しかも、模試では合格率20パーセントしか見たことがなく、それでも、諦めなかったポジ男です。毎度志望校変更を求められる結果からの大逆転でした。
生徒の3分の2が帰国子女で、キャンパスは、英語はもちろん、様々な言語であふれています。語学力も考え方も文化的なバックグラウンドも多様な生徒たち。1人1人の個を尊重し、日本にいながら海外の感覚も養える高校です。
今から2年前、彼が中1の今頃、私がこの高校の存在を教えました。さらに、2年生の秋には実際に2人で学校説明会に出向き、本当に入りたいか、並大抵の努力では入れないことも伝えました。残りの3分の1の枠、男女合わせて80人の狭き門です。
入試問題は、奇問と言われる難解さです。特に英語や数学は大学入試並みか大学でも出てこないような・・・
対策も難しい、塾の先生泣かせの問題なのです。
言葉は大事、口にすることで引き寄せると日頃から言っている私でも、塾や学校の先生の前では恥ずかしくて言えませんでしたが・・・私たち母子の口癖はこれでした。
「なんか、受かる気がするんだよね。」
もちろん、人の何倍も、これ以上できない努力の上です。新潟の公立高校も受験予定だったため、勉強の範囲も仕方も違い、おそらく、本人は相当のプレッシャーだったでしょう。
まだまだ彼の受験体験はユニークで面白いのですが、小出しにお話ししようと思います。おそらく、この高校では、彼がわからない「心」についても深く学ぶことができるでしょう。
小さくまとまるな、日本は狭い、世界で仕事をしろと言い続けてきた私の責任でもあります。
幼い頃から、早く手放して自立させようと思っていましたが、本当に15歳で巣立っていくことになります。最後に、彼の夢を応援し続けてくださった素晴らしい学習塾、能開センターの先生方に御礼を申し上げます。
今後のポジティブ男子の名言シリーズは、グローバルな視点が加わるでしょう。どうぞ、ご期待ください。
ポジ男ファンの皆さま、いつもありがとうございます。次回につづく・・・
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~ あなたと月と華の道 ~ M*Fleur 代表 田巻 華月
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