ポジティブ男子の名言㉒「Yes,　We　Can.」

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お久しぶりのポジティブ男子の名言シリーズです。ポジティブ男子、略してポジ男は田巻の中３の息子。彼がつぶやいたことを小学5年生から綴っています。いつの日か、「ポジ男の迷言シリーズ」とタイトル変更しようと思っております・・・

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ポジティブ男子の名言㉑「ポジティブ男子がポジティブな理由・・・」

さて、昨年末に生徒会長になった彼は、この5か月程、かなりの時間を生徒会活動に費やしています。学校での活動ほか、様々なイベントでする挨拶を深夜まで考えたり。中学生あるあるで、女子との意見の違いや生徒会にかける時間の使い方など最初の頃は口を開けば愚痴しか出てきませんでした。全くポジティブではありません。

先生や生徒会の仲間の人間関係など、当初予想していた通り、悩んでは解決を繰り返し、学びの場となっています。

そんなポジ男も中3になり、少しずつ変化が見られました。ダラダラとおしゃべりをするのではなく、必ず夕方5時に会議を終わる、などルールを決めて取り組むことで、部活や勉強との両立も可能になり愚痴も減りました。

無駄な会議を減らすなど、働き方改革と少々似ているものを感じます。また、先生への相談の仕方、仲間への話のもっていき方、何事も社会で生きるための勉強です。

そんな生徒会の総会が本日開かれます。正確にはちょうど終わった頃でしょうか。そこで今年度のスローガンを発表するそうです。

そのスローガンが、「Yes,　We　Can.～力を自信に！自信を力に！」

英語が好きなポジ男らしく、オバマ大統領の演説の言葉を取り入れたそうです。単純です。これまで、歴代のスローガンを英語表現にしたことはなく、それ自体がちょっとした改革だったのでしょうか。実際、先生方の意見は割れたそうで・・・。

更に、キーワドは「自信」。こんなことを言っていました。

生徒会長になるまでは、運動会、合唱祭、様々な行事が面倒くさいと思っていたそうです。実際、友達同士で話しても、行事などに一生懸命向き合うことが「かっこ悪い」という感覚があり、しかし、心の中ではちゃんとしないといけないこともわかっていて、ところが、口から出る言葉は「だるっ」のような後ろ向き。あるあるですね。

しかし、例えば運動会が何のためにあるのかなど、ポジ男なりに考えた結果・・・

運動会では、運動が得意な人、足が速い人は勝って自信が持てる。でも、遅い人はもっと自信をなくす。それなら、種目のなかでも得意なもの、面白く楽しいものなど参加したい競技を作って少しでも「運動会という行事に一生懸命向き合った」という自信につなげればいいのではないか。一生懸命取り組むのは、かっこ悪いことではない、やれば出来る、何もしなければ何も生まれない。

それが、「Yes,　We　Can！～力を自信に！自信を力に！」のスローガンになったのだそうです。

誰か友達が、「できるかなあ。心配だなあ。」と言ったとして、「君ならできるさ。〇〇ならできるさ！」から、

「俺たち、私たちならできるさ！一緒に頑張ろう！」という応援の言葉にもなります。

学校中に、自分自身と仲間を応援する「Yes,　We　Can！」の言葉が飛び交うことを願う田巻です。

また、生徒総会の資料には、スローガンのタイトルを囲むように、世界各国の言葉で「個性」を意味する単語が並んでいました。いじめゼロを目指す気持ちでしょう。

先生と生徒の間に挟まれて、その調整をする生徒会は、社会の中間管理職のようにも思えます。選挙の時に見せたやる気は、なかなか意見が通らない現実に打ちのめされ、勉強との両立に泣き、サッカー部でも怪我に泣き貢献できない悔しさ・・・。思春期に訪れた空回りで、ここ数か月はすっかり自信を失ったポジ男でした。

「これまでいろんな苦しいことがあったけれど、そんな時こそ、自分はこの状態をどうやって乗り越えていくんだろうと、客観的にみてきたかな。あくまでも、必ず乗り越えるという結果ありきで。物語の主人公を応援するような、ちょっと他人事にして気持ちを楽に（笑）這い上がることを楽しむ力、私けっこう凄いんだよね～。」

田巻がポジ男につぶやいたことです。

這い上がる小さな自信を積み重ねて、「Yes,　We　Can！」自分自身で自分の背中を押している真っ最中のポジ男です。

そんな中学生たちの思いに負けず、大人である私たちも自分自身へ「Yes,　We　Can！」更に仲間や同僚でお互い声を掛け合いましょう。ほら、5月って、滅入る時期ですしね。

（「成功の反対は？」)