「お〇〇わけ」は、何を分ける?

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ご近所付き合いをされていますか?

田巻は鹿児島から新潟に引っ越した際、まだ小さかった息子のためにもあえて一戸建てを選び、ご近所付き合いができる環境にしました。新潟生活もまる12年になろうとしていますが、お陰様で、その選択は正解だったと思っています。

特に、このメルマガにもたまに登場する「隣のおっさん」夫婦とは、家におじゃまして食事をしたり、一緒に飲みに出かけたりもします。

何か珍しいものや美味しいと評判のものが手に入ると「お〇〇わけ」をし合うこともあります。さて、この「お〇〇わけ」に、ひらがな二文字を入れるとしたら、何を入れますか?

すぐに思い浮かぶ言葉は、「すそ」で「おすそわけ」でしょう。漢字で書くと、「御裾分け」です。

広辞苑によると、その意味はもらい物や利益の一部を他の人に分け与えること。これだけには、特に上下関係の印象は受けませんが、このような考えを聞いたことはないでしょうか。

お隣さんに、「お裾分けです」と渡すと、「目上の者が目下に使う言葉だから失礼」「裾を分ける言葉は目上に対しては合わない」という声です。

お裾分けは、一部を分けることが語源という説が有力ですが、裾は着物の下部のほか、山裾のように、物の下部、端っこを指すこともあります。この語感が、目下に使うという考えにつながったと考えられます。着物の裾は地面に近い末端の部分ということから転じて、「つまらないもの」「重要ではない部分」という意味になり、本来目上の人に使用するのは適切ではないと書いている辞典もあります。

そのため、目上の人に使用しても失礼にならないように、「福を分ける」意味で、「お福分け」という言葉があるのですね。

江戸後期の書物には「すそわけ」という言葉が登場するようで、物を分けることで喜びを共有する文化は脈々と続いてきたのでしょう。

「おすそわけ」は、一般的に使われているので、失礼だと感じる人は少なくなっているかもしれませんが、上下関係のある場では気をつけたい言葉と言えそうです。

しかし、物を分けたい人がいる幸せを表す言葉だと理解すると、上下関係を超えて大事にしていきたいものです。

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