御結び

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ちょうど1週間前の1月17日は、25年前に阪神大震災が発生した日でした。「慰霊と復興のモニュメント」がある神戸市で営まれた「1・17のつどい」の様子を、ニュースや新聞でご覧になった方も多いでしょう。

 

約5千本の竹灯篭で形作られた「きざむ 1・17」の文字。時代が令和になっても、忘れずに心に刻むとの決意が広がりました。

 

この日を忘れないために制定された記念日があります。

 

 

「おむすびの日」です。

 

「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が2000年に制定した記念日ですが、「おむすびの日」をいつにするかは公募によって決められました。阪神・淡路大震災で、ボランティアによるおむすびの炊き出しが人々を助けたことから、いつまでもこの善意を忘れないようにと、大震災が起きた1月17日に定められたたそうです。

 

 

「おむすび」は、漢字で書くと「御結び」です。漢字を使うと、一気に縁起がいい雰囲気に思えてきます。

 

 

広辞苑には「おにぎり」「おむすび」「にぎりめし」についてこう書かれています。

おにぎり【御握り】にぎりめし。おむすび。

おむすび【御結び】握飯(にぎりめし)のこと。

にぎりめし【握り飯】握り固めた飯。むすび。おにぎり。

 

3つは同じもので単に呼び方が違うだけ、というのが広辞苑の見解のようですが、「おむすび」の語源には様々な説があるようです。

昔の日本人は山を神格化し、その神の力を授かるために米を山型(神の形)にかたどったのが握り飯を三角形に作る「おむすび」の由来とも。

また、天地創造の造化三神のうちの二神「高御産巣日神(タカミムズビノカミ)」と「神産巣日神(カミムスビノカミ)」の「産巣日(ムスヒ)(または産霊)」から名前をとり霊力を授かるという説や、農業の起源に関係しその神とも言われる「神産巣日神(カミムスビノカミ)」が稲に宿ると信じられたことから名前の由来になったという説。

 

いずれにしても、名前に神の力が込められていると思うと、三角形にするとパワーをいただけそうな気がします。その語源を知ると面白いですね。(しかも、おにぎりの日は別にあります)

 

 

漢字で「御結び」と書くと、「結び」という字から縁結びを思い浮かべる方も多いでしょうか。

 

 

「結」という字は、むすぶ、つなげる、まとめる、創る、固まる、締める、などの意味の他にも、「ゆい」とも呼んで、農業などで協力しあって労働することやそれをする人という意味もあるようです。

 

人と人とのつながり、場所や機会とのご縁を結ぶ・・・震災から25年。逃れようがなかった災難に、多くの人が悲しみ、苦しんだなか、「御結び」によって人と人との温かい繋がりが生まれたのですね。「御結び」という呼び方には、日本人の豊かな精神が受け継がれているように思います。

 

 

今ではスーパーやコンビニで簡単に手に入るものですが、人と人の心を結んでいくと考えると、素敵な呼び方だなあと改めて思います。手の温もりと優しい心の象徴である日本の食文化。

 

息子の塾の夜食についついコンビニおにぎりを持たせてしまいます。

「作れる時は、出来るだけ『御結び』で心を結ぼう・・・」

誰も私に握ってくれる人がいないので、コンビニおにぎりを頬張りながらそう思いました。

 

 

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