「怒る」と「叱る」
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あなたは、怒りっぽいですか?
田巻は大学の授業で、このところ何度も、怒りたい気持ちをぐっとおさえ、叱っています。怒るのではなく、叱っているのです。
ビジネスマナーの授業では、時間の重要性と期限を守ることの大切を伝えています。毎授業の感想を当日中にアプリの機能を使って提出してもらうのですが、感想を未提出、また、期限を守れなかった場合はたとえ授業に出ていても欠席扱い。
少々厳しいのかもしれませんが、それくらいしないと期限を守れない学生がいることは残念です。さらには、そこまで言っても提出を忘れる学生がいるのはどうしたもんでしょう。
毎週のように叱ることにも疲れてきたとき、感想にこんな一言が・・・「田巻先生がきょうも怒っていたので、これからも期限を守れるように気をつけます」
カッチーン。ちが~う!怒られるから守るんじゃないんだよ~!!!しかも、私は1度も学生を怒ったことはない!叱っているんだよお~!!!
失礼しました。今のは・・・怒っていました。
さて、「怒る」と「叱る」という言葉をどのように使い分けていますか?国語辞典には、こうあります。
怒る・・・不満・不快なことがあって、我慢できない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。
叱る・・・目下の者の言動の良くない点などを指摘して、強くとがめる。
よく、「子供には怒るのではなく、叱る」と言われるのは、怒るのは自分の感情を抑えきれず表に出すことで、叱るのは子供のことを思い、指導することだからです。
田巻はアナウンサーになりたての頃、この言葉の使い方を間違い、上司から叱られたことがあったのでよく覚えているのです。
ただ、国語辞典の「怒る」の意味には、「叱る」とも書いてあり、不満を表す態度と強くとがめる姿が似ているため、「怒る」に「叱る」の意味が含まれるようになったとか。一方、「叱る」は教育的な指導を表す言葉であるため、「怒る(腹を立てる)」の意味はありません。
対象も異なります。
怒るは、感情の赴くまま、不満を爆発させることなので、目上の人に対しても使われ、世間の風潮など抽象的なことに対しても使われます。
「叱る」には、「良い方向へ導こう」という指導の意味があり、指導する人と指導される人という関係があってこそ成り立つので、「子供を叱る」「部下を叱る」「学生を叱る」のように、目下の者に対して使われるのです。
部下指導で悩む人も多いでしょう。うまい叱り方で、若手との信頼関係をつくりたいものです。
「叱る」には、相手の成長を促すという目的があります。しかし、「怒る」には目的がありません。ただ感情をぶつけるだけです。
うまく叱るには、
・人前で叱らない。1対1で叱る。
・叱ることは1つに絞る
ことがポイントです。
また、叱る前に自分自身が冷静にならないといけないため、第一歩は、自分の気持ちをコントロールすることでしょう。さらに、叱らなければならない事実に対して、「期待していたので残念な気持ちになっている」「ほかのメンバーにも迷惑をかけて、全員が不快な気持ちになっている」など、「気持ち」を伝えることも重要でしょう。
そのうえで、「どう思いますか?」と相手の言い分や気持ちを口にさせることです。さらには、期待の言葉で締め、その後の様子をフォローしていきます。
やはり、子育てと一緒ですね。
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~ あなたと月と華の道 ~ M*Fleur 代表 田巻 華月
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