心は言葉に表れて、そして、その言葉は心を変えていきます。

ビジネスマナーの研修をする時、例えば、お辞儀の練習をしますが、本来は相手に対する心がお辞儀になって表れるのが理想です。しかし、最初から誰もが綺麗で相手に対する敬意が表れるお辞儀ができるわけではありません。だからこそ、まずは形から入ります。形が整うと、心が耕され、心が追いつき磨かれると、更に形がしっかりしていきます。

言葉遣いもこれと同じではないかと、いつも思っています。

言葉遣いは、心遣い。

心の中は人には見えないし、何を考えているか相手にはわからないだろうと、汚い言葉や意地悪なことばかり考えていると、意地わるそうに見える表情筋が動いてそんな顔になるし、真心のこもった言葉で考えたり人と接していると穏やかな顔になってくる不思議です。美しい言葉で考え、使う言葉によって、表情やたたずまい、心までを美しくしてくれるのではないかと思います。

お金持ちよりも、言葉持ちの方が良い人間関係を作ることができますね。まっ、正直、お金もほしいですけどね。

１つの感情を表す時も、どんな言葉が自分の気持ちを表す1番ふさわしい言葉なのか、選び出して使うと、人生を彩ることになるのではないでしょうか。体が不自由でない限り、言葉を使うことはみんな平等にできることですが、せっかく使うなら、その場にふさわしい生きた言葉を使いたいものです

自分が好きな日本語を書きだし、グループで発表したり、コミュニケーションお絵描きでみんなでワイワイ話しあったり、あっという間のひとときでした。心から幾重にも御礼を申し上げます。