「〇〇くさい」は、何が臭い?
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最近、よく耳にする言葉です。「面倒くさい」。
大学の授業の内容で、細かいマナーや人間関係について話す機会があると、必ず一人は、感想に「面倒くさい」の一言が。細かいところまで気を配る日本人の繊細さを認めながらも、正直、面倒くさいと思うこともあるという、素直な声です。
プライベートや仕事の会話に耳を澄ませば、結構、「面倒くさい」が溢れています。田巻は自分自身が「面倒くさがり」なのを自覚しているので、しなければならない作業を放棄しそうで、できるだけ、口にしないよう気をつけていますが、それでも、ついつい・・・
ところで、「面倒」が臭い?という表現を不思議に思ったことはないでしょうか。この場合の「面倒」は、手間がかかったり、解決が容易でなかったりしてわずらわしいこと。
「臭い」の意味です。形容詞
1不快な臭い、嫌な臭いがする。「ごみ捨て場が臭い」
2疑わしい様子である。あやしい。「犯行現場から逃げた男がくさい」
3演劇などで、台詞の言い方や動作が大げさすぎてわざとらしい。「臭い芝居」
接尾語
1そのような臭いがする意 「汗臭い」
2いかにもそのように感じられる。「いんちき臭い」
3その語の意味を強める働きをする。「面倒臭い」
最後に出てきましたが、「面倒くさい」の「くさい」は、好ましくない意を表す形容動詞について、その程度がひどいことを表す言葉です。
「くさい」は、「くさる (腐る) 」あるいは「朽ちる」を形容詞化した言葉です。もともと腐敗臭のことなので、いいにおいの場合は「くさい」とは言いません。この悪臭の意味が転用されて、嗅覚のにおいとは関係なく、「怪しい」「変だ」「疑わしい」というような意味でも「くさい」 が使われるようになったようです。
「面倒くさい」の他にも、いろいろな「くさい」表現があります。「辛気くさい」「邪魔くさい」「胡散(うさん)くさい」
「いかにもそのように感じられる」という意味でも、「古くさい」「田舎くさい」「照れくさい」「貧乏くさい」
特殊な意味になる言葉もあります。「青くさい」の意味は、「まだ未熟である」ということです。
草木の新芽や若葉は,視覚的には鮮やかで気持ちがいいものですが、近くに行ってにおいをかぐと、人には不快なにおいを発していることがあります。
そのにおいを「青くさい」と言いますが、まだ成長しきっていない時のにおいです。その意味を植物だけでなく、人間の成長過程にも例えて言っているのですね。
「きなさくい」は、もともと 「きぬくさい」 で、 「衣くさい」 とか 「布くさい」 と書きました。
布や紙が燃える時に出る焦げたような臭いのことです。衣が燃えるにおいは火事を連想させ、あるいは火薬のにおいに似ていることから、「予想外の事態がおこりそうな気配」や 「戦争など物騒なことになりそうな前兆 」を「きなくさい」と言うようになったそうです。
さて、「面倒くさくい」は、ある「動作」に対して何かをするのがわずらわしいといった意味で使いますが、「動作」ではなく、「人」そのものに対して使う場合もあります。人間をマイナス評価する言葉として、「あの人とつきあうのは面倒くさい」から、「あの人は面倒くさい」と使い方が拡大していったのでしょうか。
社会で、「面倒くさいこと」に加えて、「面倒くさい人」が増えてきた・・・なんて毒舌を言うと、この言葉はいつか自分に返ってくる気がするので、聞かなかったことにしてください。
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