マナーとモラルの関係

田巻華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナーの内容をブログでは1週間遅れで簡潔にお伝えしています。2018年10月12日配信分のメルマガの内容です。

 

10月9日は、何の日だったかご存知ですか?

 

答えは・・・トラックの日。

今週はトラック雑学を熱く語りながら、マナーとモラルについて考えます。

 

全日本トラック協会では、トラック運送業について広く知ってもらうために平成4年にトラックの日と制定し、毎年全国各地で様々なイベントを開催しています。近年の大地震や様々な自然災害はじめ、ここ新潟など雪国では冬の時期になると物流が寸断されることがあります。

 

 

日本の国内貨物輸送量は48億トン。トラック輸送はそのうちの9割を占め、私たちの生活と経済を支えるライフラインの役割を担っています。トラックが1日止まるだけで、コンビニやスーパーの棚からは商品が消え、ガソリンスタンドにはガソリンがなくなり、自家用車も止まります。病院などの医療関係の物流が止まると命に関わることも。

当り前の生活のなかで、物流が止まって初めてその重要性を実感します。また、被災地へ物資を運ぶ役割を担い、幸せを届けているのもトラックです。私たちの生活はこの業界に支えられていると改めて感じています。

 

さて、トラックについて熱く語ってしまいましたが、マナー講師がたくさんいるなかで、
トラック業界のマナー講師と言えば、私、田巻です。トラックドライバーにマナー?と驚かれることが多いのは、トラックドライバーにマナーは必要ない、無縁と思われているからでしょうか。逆に、運送業界もサービス業として学んでいるという感動でしょうか。実際には両方のようです。

 

一般社団法人日本トラックドライバー育成機構のマナーインストラクターとして活動して2年半になります。プロドラ3級、プロドラ2級講座のマナー・モラル部門担当や、全国各地のドライバーさんや経営者の皆様へのマナー研修、講演のご縁をいただいています。

 

ここで、クイズです。トラックは、緑ナンバーと白ナンバーと色によって分けられていますが、
違いをご存知ですか?

 

緑ナンバーは、他者の荷物を有償で運ぶ営業用。白ナンバーは自分の会社の荷物を運ぶ自家用トラックです。日本のトラック車両の約81%は白ナンバーで、緑ナンバーは約19パーセントという割合です。緑ナンバーのトラックを運転しているのは、運転専門のプロドライバーで、トラックに乗る前に、初任運転者研修や適性診断、添乗指導などの安全指導をしっかり受けています。

 

埼玉県で開催した研修で、ある経営者がこのように言われました。「トラックが事故を起こすと、またトラックかと言われイメージは悪くなる一方だが、白ナンバーか緑ナンバーかをちゃんと見てほしい」その緑ナンバーを運転しているドライバーは全国で83万人。「トラックの日」は、その緑ナンバーのトラックの役割・重要性を社会にアピールすることとしています。

 

女性ドライバーも増え、きめ細やかで丁寧な接客が喜ばれたり、女性ドライバーだけの会社や、女性専用のピンクのトラックを走らせている会社など全国で様々な取り組みがあります。

 

一般の方からみると、トラックドライバーは「運転」のプロかもしれませんが、日本トラックドライバー育成機構では、プロドライバーに3つの条件をあげています。

 

運転や荷積みをする技術「スキル」と、絶対に事故を起こさないという「マインド」そして、「マナーとモラル」です。この3つの要素を併せ持っている人が真のプロドライバーです。

運転が上手く、事故さえ起こさなければいいという時代は終わり、「事故をしない」ことは、当り前なのです。しかし、残念なことに事故は起こります。なぜ、起きてしまうのでしょうか。
そこに人としてのモラルの部分が関係してくると思うのです。マナーとモラルの土台があってこそ、マインドが育ち、スキルを積み重ねていけます。

 

では、そもそもマナーとモラルの違いとは?辞典には、マナーとは「礼儀」とあります。具体的には、笑顔で挨拶をしたり、敬語を使うなど相手や状況によって変わります。一方、モラルとは「道徳・倫理」。人生や社会に対する精神的態度、普遍的なもの。常に人として正しい行動(善)をとるための意識。具体的には、誰かが見ていても見ていなくても、ゴミやタバコのポイ捨てをしない意識などです。
誰も見ていなくても安全確認をし、スピードの出し過ぎに注意するなどプロとして意識につながります。

このマナーとモラルの2つは、切っても切り離せない関係にあります。どちらかが欠けても成り立ちません。いつもニコニコ笑顔で明るく、元気で気持ちのよい挨拶ができる人が、車の窓からペットボトルを投げ捨てたら。逆に、ゴミを拾ってかえるくらい真面目でも、人に対して全く挨拶ができない人だったら。ドライバーである前に、人として信用を無くしてしまいます。これは、運送業に限ったことではなく、人として大事なことです。

 

いくら、電話応対やお辞儀の仕方を身につけても人としてのモラルの部分が欠けていると、
「プロ」の意識が薄れ、積み上げたスキルは崩れる時がきます。誰も見ていないところで、「プロ」でいられるか。この意識こそが、全ての仕事に共通することだと思います。そして、誰も見ていないところで、必ず自分を見ているのが「自分自身」自分に恥じないよう、誇りを持って仕事をしたいと思います。皆さんは、いかがでしょうか。

 

ある運送会社社長がこんなことをおっしゃいました。「事故が1つでもなくなって、幸せな生活が送れることは私たち運送業の目的でもある」マナーとモラルは、人としての原点、土台。
そこをしっかり固めて初めて家が建っていきます。モラルがあれば、人が見ていても見ていなくてもプロでいられます。その意識が事故を起こさないことにもつながり、事故が減れば結果、事故のない暮らしは私たちのとって幸せなことです。

 

自動車事故で1度死んだも同然の田巻は、ドライバーさんにマナーやモラルのお話ができることは使命のようなものを感じ、事故が1つでも減ることにお役に立てるなら大変嬉しいと思っています。

 

日本トラックドライバー育成機構のプロドラコースは、各地で開催されていますが、11月愛知開催のプロドラ2級、東京開催の3級の講座は田巻が担当します。どんなプロトラックドライバーにお会いできるのか楽しみです。
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また、このたび、出演ナレーションを担当したDVD「プロトラックドライバーを育てるためのマナーとモラル」はテキストと共にシンク出版でも取り扱いが始まりました。ありがたいことです。
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【出演・ナレーションを担当したDVD好評発売中!】
JTDO日本トラックドライバー育成機構のマナーインストラクターとして出演・ナレーションを担当したドライバー向けのDVDは、運送業のみならず、自社の配送担当者にもご活用いただける内容です。
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DVD発売!「プロトラックドライバーを育てるためのマナーとモラル」

田巻 華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナー 「1ミリでも前へ!一歩踏み出す勇気とやる気をプレゼント!」をコンセプトに、生涯アナウンサー&元秘書 田巻華月がおおくりしています。

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