故郷に恋をしよう!

田巻華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナーの内容をブログでは1週間遅れで簡潔にお伝えしています。2018年7月13日配信分のメルマガの内容です。

 

自然が起こす災害の前に人間は非力です。今回の集中豪雨の被害の大きさには改めて驚いています。ご自身やご家族、お知り合いに、被災された方がいらっしゃいましたら心からお見舞い申し上げます。 映し出される映像に目を覆い、家族を亡くした方々のエピソードには耳をふさぎたくなります。

 

2011年3月11日の東日本大震災以来、日本中の人が、人生には何が起こるかわからないと思って生きているでしょう。しかし、人間は忘れる生き物です。前を向いて生きていくために多少忘れることが必要な時もありますが、思い出せ!忘れるな!と言わんばかりに自然に警鐘を鳴らされている気がします。

 

そんな西日本各地の豪雨災害の映像を「故郷の今」として見るしかなく、離れた場所から心配している方もいらっしゃるでしょう。新潟に住む田巻の元にも、九州の実家や知人に影響はなかったかなどありがたいご連絡もいただきました。避難所にいる友人もいますが、皆命は助かりました。

 

「故郷の皆様は大丈夫ですか?」と書かれたメッセージ。「故郷」という言葉が心に染みます。あなたのふるさとは、どちらですか?

(田巻の故郷 鹿児島の桜島の風景)

「故郷」・・・生まれ育った土地。そして、「第二のふるさと」「心のふるさと」と言われるように、住んだり、訪れたことのある場所。現在住んでいる場所が、その人にとって思い入れのある場所であれば、生まれ育った土地でなくても、人は「故郷」と呼びたくなるのでしょう。

 

さて、ニュース契約アナウンサーとして勤務しているUX新潟テレビ21で近年放送された「にいがた恋詩」という番組がありました。新潟の身近な魅力を紹介するこの番組の最後の決め台詞は「きょうも新潟に恋をした・・・」

 

画面にはキュンとする新潟が溢れていました。南国鹿児島から雪国新潟へ越してきた8年前。ママ友や仕事関係者からかけられた言葉で印象的だったのは、「新潟って何にもないでしょ」

 

その度に、いえいえ、そんなことはありませんよと否定しました。食や文化、自然、産業、誇るべき魅力を私なりの視点で力説すると、そう言ってもらえると嬉しいと皆顔をほころばせました。

 

例えば、クオリティーの高い新潟のバイパスは、県外出身者の誰もが高速道路だと思う驚きの道路です。最高速度が70キロ、80キロにインターチェンジ。無料のバイパスは他県からすると羨望の眼差しです。

 

初めて食した食用菊「かきのもと」や西洋梨「ル・レクチェ」は、県民にはなじみがあっても県外の人にはほとんど知られていません。各地に点在する豪農の館や日本一の神社数。

また、白鳥の「足」を初めて見た時の衝撃。南国育ちの私は、白鳥は湖にいる優雅な姿しか見たことがなく、畑で餌をついばむ姿を凝視したものです。

 

これらは県内外で講演する際、田巻が驚いた新潟ベスト10方式でたまにネタにしながら、勝手にPRしています。県民性もあるかとは思いますが、「新潟ってすごいでしょ!」と素直に自慢してほしいと思います。そのためにも、生まれ育った人やご縁があって新潟に暮らす人たちがこの土地を知り、更には「知られていないことを知る」ことも大事だと思うのです。

 

 

田巻が現在住んでいる新潟市東区にある「じゅんさい池」。散策する度に小さな発見をします。蛍鑑賞に訪れる人も多く、春にはライトアップされるしだれ桜も素晴らしいものですが、普段のじゅんさい池周辺にも小さな驚きが点在します。

 

 

野鳥観察と撮影に多くのマニアが訪れ、カメラを構えているところにも出くわしました。「オオルリという美しい青い鳥がいますよ」と写真を見せていただいたり、

ある時は、見たこともない大所帯の亀の甲羅干しにも遭遇しました。しかしそれは繁殖しすぎたミシシッピアカミミガメという外来種で、生態系の復活を目指して区では駆除作業をしていることも知りました。

 

そもそも、東池と西池の2つの池の存在や、小さな神社があることも散策してみなければわかりませんでした。

 

 

私の故郷は「鹿児島」ですが、「新潟」はまさに第ニの故郷。広い新潟には、そこに住む人もまだ知らない故郷の魅力がありそうです。身近な場所にも、知っているつもりでも知らなかった「キュンとする故郷」があるはずです。私たちが暮らす素晴らしい故郷を再発見!きょうも故郷に恋をしましょう。

 

 

自分の故郷や住む町を「〇〇ってすごいでしょ!」と自慢できますか?美しい川やいつも眺めている山々がいつまでもそのままであるかは誰にもわかりません。

 

講演で訪れた岐阜の長良川も、先日の災害で水が溢れる寸前まできたと聞きました。今ここにある素晴らしい宝物。「失って初めてわかる素晴らしさ」とは言いたくありません。今ある素晴らしさを今一度、身近なところから発見し、大切にしたいものです。

 

災害で命を失った人、かけがえのない人を失った人、住む場所を失った人、その人のことを思えば、自分の今の悩みはなんてちっぽけなことだと感じます。

 

父を突然事故で失った時、友人が突然の病で帰らぬ人となった時、親友が闘病の末、逝ってしまった時・・・身近な人々が自分の「死」をもって教えてくれたことを忘れません。

 

仕事が大変でも、「大きく変わろうとしている」と受けとめ、辛いこと、悔しいこと、悲しいことを体験できること、更にそれを乗り越える体験ができることに感謝。当り前のことを当り前と思わずに、全ての奇跡に感謝です。

 

災害で亡くなった方のご冥福を祈り、被災された皆様の1日でも早い身体と心の回復、生活基盤の復旧を祈ります。

 

 

本日の内容は、先日7月8日付の新潟日報の季刊誌「にぽにぽ」にエッセイとして「新潟に恋をしよう!」というタイトルで掲載されたものに加筆したものです。

エッセイ「新潟に恋をしよう!」はこちら

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新潟日報「にぽにぽ」夏号 エッセイ「新潟に恋をしよう!」

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