新年の始まりを、ことほぐ言葉
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11月の声を聞くと、さすがに肌寒いと感じることも多くなりましたが、日中は20度を超えることもあり、なかなか年末を感じることができません。
しかし、喪中はがきが届くと、確実に今年も残りわずかで、そろそろ年賀状の準備を考える時期になったと心の隅が焦っています。
以前のメルマガで、新年の挨拶である「明けましておめでとうございます」という言葉は、「予祝」(よしゅく)という日本古来の考え方であることを書きました。
現在は、昨年1年間を無事に終え、新しい年を迎えたことに対して言うことがほとんどですが、本来の意味は、予め(あらかじめ)祝うということで、1月1日から始まるこれから1年間が滞りなく、いい年でしたね、だからおめでとうと言う、すでに1年間を無事に終えた目線で言う言葉です。
言葉の力で「おめでとうございます」と断言してお祝いすることで、良い状態を引き寄せ、相手に贈っているのですね。このように、言葉を贈ることで新年をことほぐ「お年賀」の挨拶は他にいろいろありますが、年賀状を出す前に参考になさってください。
近年はさまざまなスタイルの年賀状が作られていますが、正式な年賀状は、「賀詞」と「添え文」、そして「年月日」の三つを揃えたものです。
「賀詞」は、新年の祝意を表す言葉ですが、「迎春」「賀正」などの二文字は、同僚や目下の人に宛てて使い、目上の方へは、「謹賀新年」「恭賀新年」などの改まった賀詞を使います。
「添え文」は、昨年の御礼と今年の抱負、相手の健康や幸せを祈る言葉などを書きますが、「昨年は・・・」「旧年中は・・・」などの表現を使い、「去年」は使いません。「去」の字は、「去る」の意味があるため避けているのです。
また、年月日は来年であれば、「令和7年 元旦」。元旦は「一年の始まりの1月1日の朝」という意味があるため、「一月元旦」「一月一日元旦」と書くと、意味が重なってしまいます。
また、賀詞のそれぞれの意味は以下です。
謹賀新年・・・謹んで新年をお祝い申し上げます。
恭賀新年・・・恭しく(うやうやしく)新年をお祝い申し上げます。
※恭しくは、「相手を敬って、礼儀正しく丁寧である」という意味。
賀正・・・正月をお祝い申し上げます。
賀春・・・新春をお祝い申し上げます。
頌春(しょうしゅん)・・・春をたたえます。
迎春・・・春を迎えます。
また、格式を重んじる文章には、句読点を付けないため、年賀状も基本的には使用しないほうがいいでしょう。「、」「。」といった句読点は、「途切れる」「終わる」につながるという意味から、古来日本では、慶事の挨拶状や賞状なども句読点がありません。
先日、大学の授業でその話をしましたが、学生たちから「知らなかった。本当に賞状には句読点がなかった」など大反響でした。
さて、年賀状自体を出す人も減り、年賀状ソフトを使って作成する、またはネット注文することがほとんどと言っていいでしょう。
そんななか、手書きの年賀状を頂くと、心が温かくなります。「ことほぐ」は、漢字で書くと、寿ぐ、言祝ぐ。文字のとおり、喜びや祝いの言葉を述べる意味です。
年賀状を送る方のお顔を思い出し、それぞれに対して手書きで「ことほぐ」言葉を綴りたい。と、いつも思っています。が、できません。い・た・し・か・ね・ま・す。
いつか時間がたっぷりできたら、それができる大人になりたい・・・しかし、きっと、できない。という自信だけはあります。
さて、来年1月に出版予定だった新刊『ビジネスマナー講座 改訂版』ですが、ここにきて早まり、12月26日出版が決定しました。ただいま、ラストスパートです。そして、年賀状を使って本の宣伝をしよう、ともくろんでいること自体が、お恥ずかしい。このメルマガでもまた詳細をお知らせさせてください。
2024年5月、拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』は5刷となりました。心から御礼を申し上げます。2025年1月に刊行予定だった新刊は、1か月程早まり、2024年12月26日出版に決定しました。ただ今、ラストスパート苦しみながら執筆中!
拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』をもとに、インスタグラム「ビジネスマナーミニ講座」をお伝えしています。毎週火曜日に更新します。フォローしていただければ嬉しいです。
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