子供 子ども こども【田巻メルマガ】
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ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。「こどもの日」は、小さいお子さんがいるご家庭ではお祝いをされたでしょうか。
5月5日は、古来より、男の子の成長を祝う「端午の節句」としても知られていますが、
「こどもの日」は、同じ5月5日ですが別物で、男女を問わず、子どもたちの成長を祝う国民の祝日として制定されています。
当日の朝刊1面には、「子どもの数44年連続減」という見出しがありました。
はて、「子ども」とは、一体何歳までをいうのでしょう。
総務省が発表したもので、記事には「外国人を含む15歳未満の子どもの数」とありました。18歳になれば、成人、いわゆる大人。子どもは15歳未満?では、15歳から17歳は・・・何者?
実は年齢の定義は、状況によって異なります。
例えば、児童福祉法などでは、18歳未満を「子ども」または「児童」と定義しています。ところが、こども基本法では年齢の区切りはなく、心と身体の発達の過程にある人を「こども」としています。18歳や20歳といった年齢で必要なサポートがとぎれないようにという配慮です。
交通機関では、小学生以下を「子ども」とし、小児科など医療分野では、おおむね15歳頃までを「小児」と呼ぶようです。
一般的な「子ども」の定義はありますが、社会人になっても、おじさん、おばさんになっても、世の親からすれば、いくつになっても「こども」は「子供」なのでしょう。
ところで、ここまでに「子供」「子ども」「こども」と3パターンで表記しました。皆さんは、普段、どのように書きますか。
実際のところ、新聞記事は「子ども」で書かれていました。テレビのニュースでも「子ども」と表記することが一般的です。
記者たちが原稿を書く際に使用する記者ハンドブックや用字用語辞典では、「常用外漢字は使わない」「常用外漢字は平仮名に直す」「難しい(読みづらい)漢字は平仮名に直す」などのルールがあります。
「子供」の「供」は常用漢字。つまり本来は、わざわざ平仮名にしなくてもいいのです。記者ハンドブック(共同通信社)にも「子供・子ども」とどちらも書かれています。
しかし、「〔注〕一般には『子ども』が多く使われている。祝日は『こどもの日」』」と注意書きがあり、多くのメディアが「子ども」と表記しているようです。(媒体によっては、「子供」を使用しているようで、それは各メディアの判断によります。)
国民の祝日の「こどもの日」は平仮名の表記が決められているため、これは変えることはできません。同じく、「こども基本法」や「こども家庭庁」「こども白書」なども平仮名です。
教育に関係する文部科学省は、公用文に用いられる表記を「子供」に統一しています。
となると、どの表記でも間違いではありません。
漢字か平仮名か、そこになぜ、漢字とひらがなの「子ども」と表記するに至ったのでしょう。それは、「子供」の「供」の字が、大人の「お供」のような意味合いを連想させることから、交ぜ書き表記が広まった背景があります。
えっ?そんなこと思いもしませんでしたが・・・被害者意識も甚だしい・・・
「子ども」の「ども」は、もともと複数を表す(子ら、子たち)とされ、室町時代には「子等」と書かれていたそうです。後に「供」となり、現在では複数の意味が消え、「子供」で単数を表す文字として定着したようで、そこでは「付属物」や「所有物」といったマイナスの意味については触れられていません。
そこで文部科学省では、これは否定的な意味ではないと判断し、漢字表記を維持、むしろ公用文に用いられる表記を「子供」に統一しています。最近は「子供」と漢字で書く媒体も増えているようです。
ところが、2023年4月に設立された「こども家庭庁」は平仮名です。しかも、こども家庭庁は、「こども」と、平仮名表記を推奨しているので、本当にバラバラなのです。
省庁でバラバラだと、「どっちやねん!」と、つっこみたくなりますが、普通に個人が文章を書く際は「子供」でも「子ども」でも「こども」でも、どれを書いても自由です。漢字表記はきっちりした感じを与え、ひらがなは、やわらかさなど、見た目からくる語感も違うので、うまく使い分けたいものです。
日本語表現法の授業を担当したり、文章を書く仕事をしていると、どうしても”表記ゆれ”には注意しなければいけないので、「どの書き方に統一されているか」はいつも気になるところです。
そんなことを思った「こどもの日」でした。
ちなみに、国民の祝日に関する法律で、「こどもの日」は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と定められています。
世のお父さん、ごめんなさいね。明後日は、母の日ですね・・・
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