嫌いなことをやれと言われて

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いつも持ち歩いている手帳に、こんな文章を書き留めたのは、今から4年程前・・・

 

 

「嫌いなことをやれと言われて、やれる能力は、後で必ず活きてきます。」

先日、現役引退を発表したマリナーズのイチロー外野手が、かつてインタビューで話したことです。イチローがどんなシチュエーションで、いつこう言ったのか、記憶が定かではありませんが、インタビューに答えた言葉をすぐにメモしたことは覚えています。

 

田巻の2014年のスケジュール帳のメモ用紙に書いていました。その頃、もがき苦しんでいて心に刺さったのか、または、子育てのヒントにしたのだろうと推測します。

 

 

日米通算4367安打を放ち、偉大な記録を次々と打ち立ててきたレジェンドですが、28年間の現役生活のうち20年間は、勝手に「友人のご主人」という一方的な応援の仕方でした。

 

今回の引退会見では家族への感謝を言葉にしましたが、奥様は元TBSアナウンサーの弓子夫人。大学は違えども3年生の時、あるアナウンススクールで出会った私たちは、同じクラスで学び、よく飲みに行く仲間でした。

 

 

夫婦共に超有名人なので、大学時代のエピソードは差し控えますが、これだけは言えるのは・・・

「イチローって、見る目があるな」(なんだか上から目線失礼します。)

 

華々しいキー局の女子アナ全盛期に、控えめに仕事をする姿は、真面目で素直な大学時代から変わることなく、画面で見ていてもなんだかホッとするものでした。一流アスリートを支えるために退社した後は、イチロー特集などで取り上げられる様子を見て、画面に語り掛けていました。

 

 

しかも、鈴木ご夫妻も1999年に結婚されたため、田巻家と同じ、今年が結婚20周年で、一方的に共通点を見つけては勝手に応援する一ファンでした。

 

 

さて、有名人の友達自慢はここまでにして、今回の1時間25分にわたる引退会見には、野球ファンならずとも耳を傾けた方が多かったでしょう。

 

これまでのイチロー語録同様、また、初めて明かす思いを真剣に言葉にする姿に涙したり、励まされたことと思います。どんな言葉が心に響きましたか?

 

 

1時間25分にもわたると、各メディアでは放送時間などの都合で印象に残るところだけを取り上げるわけですが、もし田巻が、インタビューコーナー「華月の部屋」でお話を伺うのであれば、(あくまでも勝手な妄想です。)各局がさらりと流した言葉にもっと突っ込みたいところでした。

 

それは、「常々、最低50歳までは現役とおっしゃっていましたが、日本のプロ野球にもう1度戻って来てプレイするという選択肢はなかったのでしょうか」という新聞記者の質問に答えたものです。

 

 

バッサリと「なかったですね」と言ったあとに、どうしてなのかはここで言えないと答えた後、付け加えた言葉です。

 

「確かに最低50までと本当に思っていたし、まあそれは叶わずで、有言不実行の男になってしまったわけですけど、でもその表現をしてこなかったらここまで出来なかっただろうなという思いもあります。だから、言葉にすること、難しいかもしれないけど、言葉にして表現することは、目標に近づく1つの方法ではないかと思っています。」

 

 

あのイチローも、言葉にすることの大切さと、それが目標に近づく方法であることだと当り前のように言ったとき、改めて、言葉の力を感じずにはいられませんでした。

 

これまでイチローが発し、私たちを元気づけてくれた言葉たち。その言葉を一番近くで聞いているのは、イチロー自身。自らが発した言葉で自分を鼓舞し、イチロー語録はまさに、イチロー自身を支えた言葉だったのだろうと思います。

 

 

「人前で話すのは苦手なので短めに」と言っていた若かりし日のイチロー。確かにその語り口は、微笑ましいほどの緊張感に包まれていましたが・・・陰で支える奥様が言葉のプロであったからなのか、もともとの才能が花開いたのかはわかりませんが、人前で話すという彼にとっては「嫌なこと」を、必要に迫られてやり続けると、それは必ず後で活きてきて「イチロー節」と言われるまでになることも見せてくれました。

 

 

1時間25分しゃべり続ける引退会見は、イチロー節の集大成として語り継がれることでしょう。というか、今では全てYouTubeなどで見ることが出来ますが。

 

 

イチローが発した言葉たちは、今後も多くの人の心の支えとなるでしょう。個人的には、弓子夫人がイチローにかけた言葉も聞きたいところです。

 

 

ひとまず、「最低90歳まで現役アナウンサー」と言い続けてみようと思う田巻でした・・・

 

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