幸せのハードルは下げられない?

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大学の授業で、こんなグループワークをしました。「最近、嬉しかったことは?」
自分が嬉しいと感じたことを仲間に話してもらいます。

聞き耳を立てると・・・
・実習の準備やレポートに追われて寝不足が続いていたけれど、昨日久しぶりにゆっくり眠れて嬉しかった。
・友達からもらったチョコレートが美味しくて嬉しかった。
・大好きなグループのライブチケットがとれて最高。

すぐに話し出した学生もいれば、嬉しかったことなんてないと言いながら、なんとか絞り出した学生も。

 

「幸せのハードル」という言葉を聞いたり、使ったことがありますか?今年の田巻は、何度もこの「ハードル」を考えさせられました。

 

4月に行ったインドネシアのバリ島では、猛暑のなか、クーラーのないヴィラでの宿泊、シャワーから黒い水、部屋には見たこともない虫やヤモリがいるのが普通。もちろん、ビジネスホテルや高級ホテルもありますが、あえて選んだその環境のなかで、日本での生活がいかに幸せか実感しました。

重度障害児の施設や、病気で子供を亡くした親の会では、五体満足で生まれてくること、更には「生きていること」自体がどれだけ幸せなことなのか、改めて心に刻みました。

 

人は誰でも、「幸せだ」と思う基準を持っていますが、日本は物質的に恵まれている分、その基準値は世界に比べると恐ろしく高いハードルなのかもしれません。現に、国連が発表した「世界幸福度ランキング2018」で、156か国中、日本は昨年よりも3つ順位を落として54位です。

 

例えば、幸せを感じる「ものさし」が、どれだけ嬉しかったか、感動的な出来事だったか、非日常を感じることか、だとすると、日常のなかに、それはないことになります。

 

当り前に「今ここにある」ことに幸せを感じないとは・・・

 

日本には、いろいろなことが当り前にあります。電車やバスが時間通りに来たり、24時間コンビニが開いていたり、水道からは飲める水が出ます。

 

しかし、東日本大震災のとき、電気もない、食料もない、トイレに水が流れないなど、それが当り前にあったことに感謝しました。そして、想像を超える被害と失われた命を前に、被災者でなくとも、生きていること自体が幸せであることに気がつき、あの時日本人の誰もが幸せの基準値、ハードルが下がった、または変わったはずです。

 

しかし、時間がたつと、また豊かであることが当り前になり、そこにまた今年のように次々に災害が起こり考えを改める、その繰り返しですね。

 

幸せは、自分の基準で決まります。どんなに恵まれていても、それに満足できる感性がなければ幸せは感じられません。

 

誰もが幸せになりたいと願いますが、今は幸せではないと思っている人が多いようです。

 

幸せは、なるものではなく今ここにあるものに気付くことかもしれません。

 

そんな普段の小さなことに幸せを感じることができることを、「幸せのハードルを低くする」と表現しますね。田巻もバリ島から日本に戻った際、「幸せのハードルが低くなり、心が豊かになった」と表現しました。

 

幸せのハードルが低いと、そのハードルを越えやすいので、幸せを感じることも多くなる、という意味でした。

 

しかし、ここにきてふと思うのです。

陸上競技の走り幅跳びのバーは上げ下げできますが、ハードル走のハードルの高さは男子、女子、年代や距離によって決まっています。

もともと高さが決まっているハードルは下げることなんて出来ないってことか・・・なんて、屁理屈ですみません。もちろん、言葉の例えなので、下げるという感覚ですが。

人間に平等にある普遍的なハードルの高さは変わることはなく、大小、高低の差があるハードルが私たちの周りにはたくさん仕掛けられているのではないでしょうか。

 

多くの人は、大きな高いハードルを前に立ちすくみ、無数にある小さく低いハードルに気付かずにハードルの横を素通りし、飛び越えていないということです。

 

となると、幸せだと感じる回数はもちろん減ります。そこら中にある小さなハードルに気付き、簡単にぴょんぴょん越えていくとたくさんの幸せを感じることが出来る気がします。

身近に、今ここにある幸せに気がついて感じるだけ。です。
「わ~。きょうは晴れて嬉しい。幸せ。」
「駐車場でタイミングよく1台空いて入れられた、ラッキー!しあわせ。」
「きょうは前髪がうまくスタイリングできて気分上がる~シ・ア・ワ・セ。」

えっ、そんなこと?はい。このくらい小さなことです。そして、そのたびに「しあわせ~」と声に出してみます。

 

今まで気付かなかった普段の生活の中にある、小さくて低いハードル。では、気付くにはどうすればいいのでしょうか?

 

「意識して探す」のです。

 

いつも歩き慣れた街中で、「緑色のものを探してください。」と言われたら、きっと、信号の緑、看板や店舗の幅広い緑色の種類にも気づき、街路樹や道端の雑草さえにも目を向けるでしょう。

 

同じように、「普段の生活で幸せを探してください」と言われて意識して探すと、驚くほど見つかるものです。

 

人の欠点は目立ちやすいけれど、人を褒めようと思ったら意識して探す努力が必要であることと似ています。

 

小さな幸せがどんどん集まると、雪だるまのように大きな幸せの塊になります。新潟に来て発見したことの1つ、「雪だるまはそう簡単には溶けない。」ということです。

とまあこんなことを言いながら、お正月はどうしても温泉に泊まり、非日常にしたいと思っている田巻は、まだまだ修業が足らないのですが。

「しあわせ~!」と温泉の中心で幸せを叫びます。

 

今後も田巻の人間力の修業は続きます。

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