「負け」を抱くと抱負?

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4月1日、きょうから成人年齢が18歳に引き下げられました。18歳19歳が、いきなりきょうから「大人」になります。戸惑うことも多いかもしれませんが、大人って、長いよ~!ゆっくり、大人になればいいと思います。

さて、満開の桜に背中を押される季節。今年度の「抱負」を話す機会もあるでしょう。

「抱負」とは、「やりとげたいと心の中で抱いている考え」ですが、前向きな言葉のはずなのに、なぜ、「負」という漢字が入っているのか不思議に思ったことはないでしょうか。

「負」の漢字を、「負ける」というネガティブな意味にとると、意味が違ってきます。「抱く」の「包」は胎児の象形で、包み込まれている様子を表したもの。それに手偏を加えて「抱く」という意味になったそうです。

一方、「負」を辞典で引いてみると、

1 ある数が0より小さいこと。マイナス。

2イオン・帯電体などの電荷がマイナスであること。マイナス。陰。

3物を背中にのせる。おう。

4めんどうな物事を身に受ける。

5たのむ。たのみとする。

6まける。

この「負」は、「負け」ではなく、誰かを背負う、何かを負担する、というときに用いられる「負う」という意味ですね。頼み、頼みにするという意味もあります。「心に頼みとすることを思う」ということから、抱負は、「心の中に抱く考えや決意」という意味になったのですね。

「抱く(いだく)」こともすれば「負う(おう)」こともする・・・抱えもすれば背負いもすると考えると、この「抱負」という言葉には強い意志、決意があるのだということがわかります。


また、「負」は、「人」が「貝」を背負っている姿を表したもの。太古の昔は、貝が貨幣として使われていました。「貝」は財産や貨幣を表しているというわけです。


「負」という字の本来の語義は、財産などの責任を「負う」という意味なのですね。また、財産を後ろ盾とすることから、「頼む」という意味にもなったそうです。

さらには、人が財産を背負っている姿から、「財産に背を向けている」という意味に捉えられて、背を向ける、背く、逃れるといった意味が派生し、ここから「負ける」という使われ方が生まれたという説もありますが、定かではありません。

背負う 責任を負う 自負(自らを頼む)、「負担」「負債」「負荷」「負傷」「勝負」「負い目」使い方もさまざまです。

「背負う」と「負ける」では正反対の意味ですが、新年の抱負を語っても、年末にはいつの間にか「負けを抱く」ことになってしまうのを漢字のせいにはしたくありません。

今年こそは、今年度こそは、志を貫きたいものです。さあ、皆さんの新年度の抱負は何ですか?

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