人一倍って、何倍?+ポジティブ男子受験体験記Part5最終回

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新潟県では、本日、公立高校の合格発表が行われます。一足早く進路が決まり、共に頑張ってきた友人たちの健闘を祈っていた息子ですが、友達の結果連絡をそわそわしながら待っているようです。

ところで、受験生だけでなく、高い壁に立ち向かう時に鼓舞する言葉はいろいろありますが、「人一倍頑張れ!」「人一倍努力しなければ」などと言います。息子の受験を振り返ると、何度もこの言葉を使った気がします。

 

 

「人一倍、人の何倍も努力して・・・」なんて言いながら、ふと思ったのです。「一倍」は、×1なので、人と同じじゃない?人並みでいいの?「人二倍」「人三倍」と言わなくてもいいの?

 

「倍返しだ!」の半沢直樹が、「一倍返しだ!」と言うと、大したことないな、と思われてしまいそうです。

ひねくれ者ゆえに、調べてみました。

「人一倍」を広辞苑で調べてみると、「普通の人より以上」と書いてあります。やはり、同じではなさそうです・・・しかし、2倍でもない・・・

 

そこで、「一倍」を」ひいてみると、

1 ある数量と同じ数量

2 ある数量を二つ合わせた数量。倍。2倍。

3 いっそう。ひとしお。

 

「一倍」は、2倍?

 

 

日本では、江戸時代以前において、東洋数学の定義が用いられていました。例えば、「一倍」とは今日で言う2倍に該当する。というものです。近代以後に西洋数字が用いられるようになると、その意味合いも変化して、今日のように乗法を指すようになったそうです。由来には異説もあるようですが、有力説として「人一倍」という表現は、東洋数学時代の名残なのですね。

 

 

無理に理屈を付ければ、「倍」そのものに2倍の意味があるので、「一倍」は倍が1つで2倍なのだと説明できそうです。

 

ある国語辞典編集者は、実際の日常語としてはそんな厳密なものではなかったのかもしれない。と話しています。また、正確な数量を表すのではなく、ほかと比べて程度が大きいという、「いっそう」「ずっと」の意味になったものと思われ、「人一倍頑張る」は人の2倍も頑張る必要はなく、人よりもちょっとだけ頑張れば、1.1倍でもいいのだと思う。とも。

広辞苑の通り、「普通の人より以上」となると、確かに2倍でなくてもいいことになります。しかし、そもそも、「普通」ってどのくらいよ!とまあ、言葉についての疑問を人一倍持ってしまう田巻なのでした。

 

 

さて、人一倍頑張ったのかはわかりませんが、「東京もんも、大したことないな」と大口を叩いたポジティブ男子。

 

新潟の普通の中学から、普通の男の子が、東京の難関と言われる高校に合格する物語。今週は最終回。よろしければ編集後記をご覧ください。

 

 

【合格圏外からの大逆転! 受験体験記Part5最終回 ~ ハチマキ女子と週刊朝日男子 ~ 】

試験前日、宿泊したホテル内のコンビニでのことです。これ買っていい?と持ってきたのは、「週刊朝日」。今まで読んだこともない雑誌です。かわいいポメラニアンが表紙で、「一冊丸ごと犬号!」と書かれています。

 

母「週刊朝日なんて、何するのよ」

ポジ男「試験の休憩時間が長いから、その間に見るんだよ」

母「余裕か?そんなことする受験生いないよ。休憩時間は次の科目の準備で必死でしょ」

ポジ男「そんな受験生いないからするんだよ。この高校の英語の過去問に出たんだけど、子犬や子猫のかわいい写真を見ることが集中するのに役立つって科学の実験で証明されたんだよ」

母「へ~」

ポジ男「大きくなった犬や猫の写真を見た学生よりも、子犬や子猫の写真を見た学生の方が成績が良くて、成績が44%上がったんだよ。

母「ふ~ん」

ポジ男「ちょうど子犬の写真も載ってるからさ。過去問に、信じられなければテストでやってみればって書いてあった。過去問はみんな必ずやっているからそれを思い出したやつは、あいつ、犬の写真見てるなってわかるでしょ」

母「わかってどうするのよ」

ポジ男「記憶に残るでしょ。入学した後に、ネタになるでしょ。犬の写真見てたやつ、それ、おれだって」

そもそも受かる確率も低いのに、入学後のネタまで考えているなんて・・・と少々呆れました。

 

結局、説得されて購入したわけですが、試験終了後に聞いてみると、そんなことをしているのはポジ男1人。

 

ハチマキをしめていた女子がいたそうですが、試験前の説明で、「ハチマキは禁止です」と言われてはずしたそうで、それはそれで記憶に残ったと話していました。

 

合格発表までの間、私は、もしかしたら合格するかもしれないという期待と、落ちた場合の今後のスケジュールを考えていました。

 

ポジ男はというと・・・「もし落ちていたら、発表後は合格したあとのことは考えられない。だから今は合格した場合のことだけ考える。それは今しかないからね」

息子の受験を通して、多くのことを学んだのは、私の方です。受験体験記はひとまずこれで最終回。今後もポジ男の体験を不定期でお届けします。ありがとうございました。

 

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