旗日・祝日・祭日

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ゴールデンウィークに、ふと思い出したことがあります。

 

幼い頃の記憶ですが、休みの日になると、父が玄関先に日の丸の旗を掲げていたことを。

 

当時はそれが何の意味か知りませんでしたが、日曜日とは別の「特別な休みの日」なのだろうと、感じていました。周辺の家でもよく見られたその風景は、いつしか少しずつ減り、今ではそんなことをしていたことさえ忘れるくらい、見かけなくなりました。

 

 

皆さんは、いかがでしょうか。

いわゆる「旗日(はたび)」ですが、特に平成生まれの若者たちは、「旗日」という言葉もその意味も知らない人がほとんどでしょう。大学の授業で言うと、学生たちはキョトンとした表情をします。

 

 

 

「旗日」とは、「祝日」のことで、国旗を掲げて祝日を祝うことからそう呼ばれます。地域にもよりますが、昔は当り前だったその習慣が激減したことで、若者には通用しない言葉になりました。

 

 

オリンピックでも、メダルを取ると国旗掲揚、君が代斉唱をしたり、その他の競技でも国旗が掲げられます。国旗を掲げるという行為は愛国心の象徴ですが、日本では日常的に掲げている家庭はあまり見られません。

 

世界に目を向けると、アメリカなど、祝日に関係なく日常的に旗を掲げている国や家庭もあるようですが、日本では、「日の丸の国旗=右翼」というイメージが少なからず定着してしまい、抵抗があるのでしょうか。

イギリスアンティーク店にイギリスの国旗、フレンチのお店にはフランスの国旗がおしゃれに飾ってあっても、日本料理店に日の丸が飾ってある風景は見たことがありません。

 

ところで、その「旗日」と関係のある「祝日」ですが、「祭日」「祝祭日」という言葉を聞いたことはないでしょうか。

 

日本には、年間16日の「国民の祝日」があり、内閣府の「国民の祝日に関する法律」に、その全てと意味が記されています。

つまり、日本に「祭日」は“無い”のです。アナウンサーになりたての頃、アドリブで「祭日」と言ってしまったことがあり、上司に注意されて覚えました。正確には、「あったけれど、なくなった」です。

 

 

「祭日」とは、「お祭りの日」ですが、何の祭りかと言うと、皇室を中心とする神道のお祭りの日のことです。戦前まではこの「祭日」がありましたが、戦後の法律改定、前述した「国民の祝日に関する法律」が1948年(昭和23年)に定められてからは、日本に祭日はなくなったわけです。

 

 

昨日の昭和の日、そして、5月3日は憲法記念日、4日はみどりの日、5日はこどもの日とつづきますが、今年のゴールデンウィークもコロナ禍で外出自粛を強いられるなんて思いもしませんでした。

 

ちなみに、法律に書かれている「こどもの日」の説明は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」。

 

 

父はどこに行った・・・

 

心おだやかな「祝日」をお過ごしください。

 

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●○● 編集後記 ●○●

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1年前のゴールデンウィーク、何をしていたかな・・・と思い、昨年の手帳を見てみると、連日、「ビジネスマナー3章」と書いてありました。

 

 

1年たったゴールデンウィーク、刊行間近に迫った拙著のゲラ(本になる前の試し刷り)やイラストのチェックと追い込みをしています。

 

していることは、1年前とあまり変わっていません。本を作るって大変、これも変わっていません。

 

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