メルマガ「『人間力』に磨きをかける！メールセミナー」。2017年10月にスタートしてまもなく8年、今回で400回目を迎えました。

田巻にとって初めての著書『秘書力で人生を変える!』（中央経済社）の出版は2017年2月。出版から半年余りが経った頃にスタートしました。執筆でアウトプットして、正直 ぬ～け～が～ら～　になりそうな時期でした。

いかん！心を満タンにするには、やはり書くしかない・・・そこで、私自身がさらに1ミリでも前へ進み成長するために、田巻自身の修業として、メールマガジンを綴ることにしたのです。

スタート時から読者の方、途中から登録してくださった方、存じ上げない方も多くいらっしゃいます。毎回、田巻の修業にお付き合いいただき、ありがとうございます。心から御礼を申し上げます。

さて、そんな400回の「節目」でございます。

「節目」は、元々「材木の節があるところ」の意味です。そこから意味が転じて、「区切りとなる大切なところ」という意味に使われるようになりました。特に、竹の「節目」が思い浮かぶ人も多いでしょう。

竹は長いものになると２０ｍを超えるほど伸びます。円筒形の中は空洞ですが、これを支えているのが一つ一つの節です。タケノ コの頃から６０個ほどの節があり、そこに成長点があるので、これがないと伸びることができない性質をもっているそうです。

そして、その節を作っているので、節目では伸びが遅くなるんだそうです。節が出来上がるとすくすくと伸びていきます。

空洞の中に「節目」を作ることで、強風などに も負けない反りの強さを身につけ、どんどん成長し伸びていきます。

昔、取材で訪れた屋久島で、たくさんの切り株を目にしました。木には年輪があります。日本のように四季がはっきりしているところで育つ木は年輪がはっきりしています。

春から夏にかけてはよく成長し、秋から冬にかけては成長が遅い・・・、成長は一様ではないのです。抑揚というか、メリハリが利いているからできるのですね。

成長が著しいところに目がいきがちですが、実は成長が止まっているように見えたり、ゆっくりしているように見えても、その時期が節目を作る重要な役割を果たしていると思うのです。

こうやってできた節目や木目は、美しさと同時に強度にも影響を与えるので、人の生き方や人生にも例えられるのでしょう。

人間にとっての「節目」は、それがあることで、いつまでもダラダラとせず、気持ちを切り替えるけじめとなったり、一つの目標地点となったりするなど、成長の上で大きな意味をもちます。

一年の始まりや年齢、入学、卒業、結婚、出産などなど、人生は節目の連続です。これまでの自分を振り返ったり、これからの自分のあり方を考えたりすることができます。しっかりと「節目」を作る、「節目」を意識することが大事なのではないでしょうか。

「節目」は、ここから伸びるということ。成長が止まっているように見えたり、ゆっくりしているように見えても、実はその時期、見えないところで力を蓄えていると思うと、子育てや社員教育でもモチベーションが上がります。

自分自身も、その場で足踏みしてなかなか前に進めない気分になるときも、その足踏みが地面を固めている時期だと思えば、見えない成長のなかにいると思えます。

なんか、節目に、いいこと言っちゃったなあ～。

さて、1冊目の出版をしたときは、その大変さに2冊目はもう無理と思っていましたが、現在、3冊の本が出版され、このメルマガの内容も生かすことができました。今後もまだまだ続きそうです。

回を重ね、読者の皆様からの反応に感謝する度に、これって、いつまで続くの？いつ辞めればいいの？と思うこともありますが、またも「節目」を迎えてしまったので、成長するしかありませんな。

今後も、田巻の修業にお付き合いくださいませ。