鉛筆の芯先は、上?下?

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本メルマガの読者の皆様から、たびたびありがたい感想を寄せていただき恐縮しております。また、質問には新たな気づきもあります。今回も質問されるまで、まったく考えたことがないことでした。以下、原文のまま掲載します。

 

「鉛筆や色鉛筆をペン立てに戻す際、我々の世代(私は今年66才)は芯を上にして戻しますが、私の職場の若い者はシャープペン、ボールペンと同じように芯を下にして戻します。田巻様、そして周りの方はいかがですか。そもそも鉛筆を使っている人を見かけることがないので、無理な質問でしたね。ハンドルをグルグル回したり、ナイフで削っていた(赤鉛筆は、今でもナイフです)私には、芯先がかわいそうで、そんな無粋なことは出来ません。」

ペン立ての立て方のマナー・・・などは決まっていませんが、面白い視点を教えていただきました。私も質問者さんと同じで、ペン立てに戻す場合は、芯先を上にしています。ボールペンなどはペン先を下にします。会社員時代は、引き出しのペン置きに横にして並べていましたが。皆さんは、いかがでしょうか。

 

興味がわいたので、勤務している放送局で、報道制作を中心にフロアーを歩き回って机の上を観察してみました。

 

確かに、鉛筆そのものが少ないのですが、見かけた鉛筆はすべて、質問者さんと同じで芯先が「上」にしてありました。会社全体を調査すれば、もしかしたら下向きも見つかったかもしれませんが。

 

鉛筆の芯先は上向きか下向きか論争はあるのだろうかと検索してみると、質問者さんと同じように疑問を持った人の質問に、多くの人が答えているサイトがありました。

それによると、多くの人が「芯先は上向き」と答えていましたが、少数派ながら、「下にする」という人もいました。

上向きにするその理由は、「下向きだと、せっかく削った鉛筆の先が折れるかもしれないし、折れた芯やカスが鉛筆立ての底にたまりそうな気がするから」という声が最も多い意見でした。


その他、以下のような意見が並んでいました。

・鉛筆も本当はキャップをしてから上向きにしたい。尖ってるものが上にあると、何かの拍子に刺さるかもしれないので。

・お箸を洗ったあと、どちら向きに立てるというのと似ていますね。私はお箸は先端が上で鉛筆と一緒です。下は汚れていそうなので。

・ペン立てを使っていたころは鉛筆、シャープペンは芯を下側にして立てていました。しかし、鉛筆の先の芯、シャープペンのペン先が傷みやすいため、筆立ての底にはフェルト製の物を入れていました。手に刺したからです。


・中学生の時、ノートを見ながら鉛筆立てから鉛筆を取ったらガッツリ手に刺さりました。ホクロのような傷になり、35年経った今は流石にほとんどわからなくなりましたが、それ以来、絶対下向きです。

「下向き」の少数派は、痛い思いをした人のようです。もしも下向きにしている人がいたら、そんな思いをしたか、先端恐怖症でしょうか・・・

 

自分だけのペン立てなら自分が1番わかっているでしょうからお好きに。しかし、共用の場合はキャップをするなど、相手への思いやりも必要でしょうか。

マナーは「思いやり」です。

 

ふらっと文具売り場で鉛筆を観察してみると、すでに削って、キャップ付きで販売しているものもあり驚きました。

ところで、来週、5月2日は「えんぴつ記念日」です。ご存じでしたか。

眞崎 仁六(まさき にろく)が、東京の新宿に眞崎鉛筆製造所(後の三菱鉛筆)を創立し、日本発の鉛筆の工場生産が始まったことに由来するそうです。

 

そしてその三菱鉛筆では、珍しい入社式を行っています。今年も4月1日に「鉛筆けずり入社式」が行われ、新入社員が、先輩に教わりながら、小刀で削ったそうです。今の若者たちは、小刀で削るのは大半が初めての経験で悪戦苦闘。

どれだけ優れた品質の鉛筆でも、削らなければ書くことができません。鉛筆を削る行為を通じて、入社後も自己研鑽を続け、活躍してほしいという願いが込められています。

 

電動えんぴつ削り器を使って簡単に削るより、小刀で時間をかけて、書きやすい芯先を作り上げるのは、多くの自己研鑽と似ているような気がします。経験を積み、学ぶには時間がかかるものです。

 

また、東京葛飾区には、鉛筆神社があり、毎年11月23日にある「鉛筆感謝祭」では、わが身を削って短くなるまで貢献した鉛筆に感謝して、供養するのだそうです。なんだか、働き続けることに重なってしまいます。

 

たまには鉛筆を小刀で削って、ノスタルジーな記憶を呼び起こしてみましょうか・・・

 

さて、執筆の校正には赤鉛筆が欠かせないのですが、このたび、拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』の5刷が決定しました。

今年1月下旬に4刷になってから、たった3か月で5刷が決定し、感謝しかありません。田巻は大学の授業や企業研修で教科書として使っていますが、今年に入って、関東、九州の大学、専門学校、高校の存じ上げない先生方が教科書として採用してくださいました。

指導者の立場で教えやすいように書いたことをわかっていただけたのでしょうか!?

赤鉛筆で花丸を書いた気分です。

 

拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』をもとに、インスタグラム「ビジネスマナーミニ講座」をお伝えしています。毎週火曜日に更新します。フォローしていただければ嬉しいです。

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拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』は、お陰様で重版、4刷出来し、電子書籍も発売中です。本を持ち歩かなくてもいいので、とても便利というお声をいただき、ありがたいことです。ご自宅や会社に紙面で一冊、更にkindle版もいかがでしょうか

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