田巻華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナーの内容をブログでは1週間遅れで簡潔にお伝えしています。2018年6月22日配信分のメルマガの内容です。

 

あなたは「縁」という字をどのように読まれますか?

 

エン・えにし・ふち・へり・ゆかり・よすが・よ-る ひとくちに「縁」といっても、いろいろな読み方と意味があるようです。しかし、ほとんどの方が「エン」と読まれたのではないでしょうか?

 

通常私たちが使う「ご縁」は、出会い、機会、関係などを意味することがほとんどです。「これもご縁ですね」「この度はご縁をいただき、ありがとうございます」

 

そして、出会いや機会そのものというより、結果としてそれをもたらしてくれた不思議なはたらきかけや見えない力を含めて「ご縁」と呼んでいるとのだと感じます。出会いに至った背景をも大事にしているということです。男女の出会いはもちろん、友人や仕事など何か1つでもタイミングがずれれば出会うこと、仕事をすることはなかった不思議。

 

不思議なはたらきとは・・・これは仏教でいう「縁起(えんぎ)」の教えで、「物事は全てつながって成り立っている」という考え方なのかもしれません。縁起とは、「因縁正起(いんねんしょうき)」の略で、物事には因(原因)があり、それに縁が作用して生起(物事・結果が起きること)すると読み解くそうです。

 

仕事でもプライベートでも当然のように人と出会って、1度しか会わない人も。しかし、現在の世界人口を調べてみると、約74億8000万人。その1度であっても実は74億分の1の確率で出会っているのですね。

 

当たり前のような出会いが奇跡的な出会いに思えます。ある統計では、人が一生で出会う人の数は、3万人と言われ、その中でも、親しくなる人は300人しかいないのだとか・・・。毎日の忙しさの中で、ついついそんなことは忘れてしまいがちですが、今、目の前にいる人は74億分の1の確率で出会っている「ご縁」なのです。

 

 

ところで、私事ですが昨日1つ歳を重ねました。この1年、風邪もひかず元気に過ごせたことにただただ感謝。そしてこのメルマガを通して「ご縁」をいただいている皆様に改めて心から感謝申し上げます。

 

 

さて、約半世紀(しっかり言わない 笑)の人生で誕生日にまつわる思い出は数え切れません。そのなかでも、「ご縁」という言葉をキーワードに思い出すのは、ちょうど30歳を迎えた時のことです。

 

田巻は1人、ドイツから日本へ帰る飛行機のなかでした。今から20年程前の女性の「30歳」は、結婚していない、結婚の話もない、結婚しそうもない、結婚したがらない、結婚したいのにできない女性は肩身が狭いものでした。

 

拙著『「秘書力」で人生を変える!』のなかでも触れていますが、当時の鹿児島放送の女性の先輩は、皆、寿退社が慣例でした。のちに、結婚しても仕事を続けた女性社員第1号となった私は、3度の異動を経験し、最後は秘書として総務へ異動することになります。女性が仕事と家庭、子育てを両立し、また、管理職としてやっていくことはそう甘いものではありませんでした。

 

そんな将来をまだ知らない30歳の田巻のエピソードです。鹿児島という土地柄もあったのだと思いますが、「三十路」という、見えない大きな壁が目の前に迫っていました。

 

今後ももっと仕事を頑張りたい、でも結婚し子供も産みたい、でも相手はいない・・・(笑)そんなモヤモヤした状態から抜け出すために、1人の大人の女性として、人として、甘っちょろい自分を見つめ直すためにたった1人でドイツの友人に会うために旅立ちました。

 

しかし、海外1人旅は初っ端からハプニングに見舞われます。関西空港からドイツのミュンヘンで乗り替え、友人が住むデュッセルドルフへ向かうことになっていました。

 

 

ところが、関西空港ですでに航空機の出発が6時間遅れ、現地到着は夜中。確実に乗り替えは無理です。スマホどころか、携帯も持っている人がいるかいないかの時代です。今では考えられませんが、その海外の航空会社のスタッフがこう言いました。「その後は現地まで行ってみないとわかりません」

 

 

それまでも海外には何度か行っていましたが、全くの1人旅。不安をかかえながらミュンヘンに到着しました。日本語をし話せる空港スタッフもいません。身振り手振りで説明し、ようやく航空会社が宿泊のホテルを用意し、翌日の便に乗れることがわかりました。

 

そんななか、お待たせしました!サプライズの出会いは起きたのです。

 

 

ホテルの宿泊の手続きをするため、何人かの乗客が同じ用紙に署名をしました。そして、サインを済ませた私に、1人の女性が声をかけてくれたのです。「華月さんってお名前なんですか?」と。

 

突然のことで驚きましたが、彼女はこう続けました。「私、千の月と書いて、千月(ちづき)って言うんですよ」

 

日本を離れ、初めての異国の地でおきたハプニング。千月と華月、仲良くなるのに時間はかかりませんでした。

 

翌日、飛行機の時間まで写真を撮ったりしながら名古屋からの1人旅であること、このあとはフランスへ行き、目的地はモンサンミッシェルであることなどを聞きました。

こちらが、そのとき撮影した写真です。

 

素敵なその女性とは住所を交換し、なんと年賀状のやり取りがそれ以来20年以上続いているのです。手書きの1枚をいただく度に胸が熱くなります。

 

しかも、この話には続きがあるのです。

 

 

昨年、拙著にこのエピソードを綴ってもいいかと許可を得て出版後、名古屋での仕事の際に思い切って連絡。20年という年月を経て、日本で初めて再会したのでした。

そして、約20年前に彼女が訪れた世界遺産モンサンミッシェルに、いつか私も行きたいと目標にし、50歳の節目にまた1人で、フランスを訪れました。モンサンミッシェルを目の前に、20年前からの「ご縁」に感謝しました。

「『ご縁』は自分からつかみに行くもの」と聞いたことがあります。

 

自分の現在の人間関係を見た時、「これはご縁だな」と思える人は、自分にとって大切な存在のはずです。田巻にとって、このメルマガを読んでくださっている皆様は間違いなく、ご縁のある方々です。

 

 

今までのご縁に改めて感謝し、これから先も素敵なご縁をしっかりとつかんでいきたいものです。心から「ありがとうございマッークス!」

 

 

田巻 華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナー 「1ミリでも前へ!一歩踏み出す勇気とやる気をプレゼント!」をコンセプトに、生涯アナウンサー&元秘書 田巻華月がおおくりしています。

 

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