「同行」と「随行」

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秘書検定3級で習う言葉の問題です。

「課長の○○と一緒に部長の□□が随行します」

この文章は言葉の用法が間違っていますが、使い方も含めて説明できますか。

 

「随行」とは目上の人に付きしたがうという意味です。そのため、部長が部下である課長に付き添うという意味の場合、「同行します」が正しい用法です。

 

秘書検定の問題には、選択式の文章にも細かい状況設定があります。

「秘書AはB支店の営業会議に説明補助のため上司に随行して出席した。その時Aが行ったことで不適当なものを選べ。」といった具合です。

 

 

「同行」は、「一緒に連れ立って行くこと」という意味の言葉です。「部下に同行して会議に出る」「旅行に料理人を同行させる」のように使われます。「同行」の「行」の字は、「おもむく」を意味しています。

 

一方、「随行(ずいこう)」とは、「供として付きしたがって行くこと」という意味の言葉です。また、そうした人についても言います。「総理の外遊に随行する」「市長のそばには、大勢の随行者がいた」のように使われます。「随行」の「随」の字は、「付きしたがう」を意味しています。

「同行」も「随行」も、「ある人に付きしたがって行く」ことを表す点で違いはありません。しかし、「同行」が相手の格について特に意識せず使われるのに対し、「随行」は身分や地位が高い相手に対してのみ使われるという特徴があります。

 

このため、相手との立場の違い(相手の方がかなり格上であること)が明らかな場合には、「随行」を使った方が適切でしょう。

 

 

学生に説明する場合は、どのように使い分けるのかを説明しますが、社会人でもその違いが曖昧な人が多いものです。

先日も、秘書検定準1級を持っている社会人が、「上司に同行」と書いていました。完全な間違いとは言えませんが、上司であれば、随行を使うほうが賢明でしょう。検定に合格するだけの勉強では、実際に現場で生かすことができません。

 

 

さて、先日、仕事でご縁があった鹿児島の方からご連絡をいただきました。マナー研修をすることになり、拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』を参考にしたという、ありがたいお言葉でした。

 

その方も秘書検定準1級をお持ちの方ですが、1級を持っている田巻も満点で合格したわけではありません。日々変化するマナーや言葉遣いなどにアンテナをはって、アップデートするしかありません。田巻も気を引き締めて、日々学びます。

 

先日も気を引き締めなければと思うことがありました。

このメルマガを印刷しては配付してくださっている方がいらっしゃいます。小学校の校長先生に渡したいというご連絡で、恐れ多いことですが、前回まででA4サイズ502頁になったそうです。両面印刷すればほぼ1冊の本の出来上がりです。

 

元上司からも、このメルマガを本にしたほうがいいと言われてきましたが、そろそろ、「本にしませんか?」とどこからかお声がかかるでしょうか。

かかるといいな。

 

2024年5月、拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』の5刷となりました。心から御礼を申し上げます。

 

拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』をもとに、インスタグラム「ビジネスマナーミニ講座」をお伝えしています。毎週火曜日に更新します。フォローしていただければ嬉しいです。

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拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』は、お陰様で重版、5刷出来し、電子書籍も発売中です。本を持ち歩かなくてもいいので、とても便利というお声をいただき、ありがたいことです。ご自宅や会社に紙面で一冊、更にkindle版もいかがでしょうか

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