それはデマ？ガセ？

田巻華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける！」メールセミナーの内容をブログでは1週間遅れで簡潔にお伝えしています。2021年6月11日配信分のメルマガの内容です。編集後記やセミナー情報などをタイムリーにご覧いただくには、メルマガにご登録ください。メルマガは毎週金曜日の午後に配信しています。

SNSは便利なツールではありますが、全てを鵜呑みにしてしまうのは非常に危険です。

 

毎週ニュースを読んでいますが、地域の出来事など小さなネタを仕入れるには、会員である視聴者からの情報提供も大いに役立ちます。

 

 

それとは別にTwitterをチェックしていたデスク（ニュースづくりの責任者）が、「えっ、〇〇に車が突っ込んだらしい」とその映像を見せてくれました。

 

 

急いでその会社に連絡を取りますが、そのような事実はないとのこと。その後詳しく調べてみると、確かに別の場所でアクセルとブレーキを踏み間違えた事故がありましたが、その写真を合成してつくられたものでした。

 

 

こりゃあ大変だと思った人がリツイートすると、瞬く間に拡散されることになり、いわゆる「フェイクニュース」として世間を騒がせることになります。

 

本来田巻は、できれば人を信じたいタイプのため、そのような記事を目の当たりにすると、ああ、本当に悪い人がいるものだとへこみます。

 

 

新型コロナ関連の情報も、「デマ」「ガセ」を鵜呑みにしないようにと注意を呼びかけているものもしばしば見受けられますが、そうなると、もういったい何を信じていいのかわからなくなります。

 

 

ところで、「デマ」と「ガセ」は、今は同じような意味で使われていますが、本来はまったく違う意味だったようです。

 

二つの語を合わせると「でまかせ」という語に似ていますが、「でまかせ」は「出・任せ」で、その場で口から出るにまかせてしゃべるでたらめのことなので、まったく関係がないのです。

 

「デマ」はドイツ語の「デマゴギー　Demagogie」の略で、元来は「政治的な目的で相手を誹謗し、相手に不利な世論を作り出すように流す虚偽の情報。

 

 

また、社会情勢が不安な時などに発生して、人の心を惑わすような憶測や事実誤認による情報という意味。つまり、望ましくない政治手法として、本来は非難の意味を込めて用いられた語なのですね。これが、一般に広まって、単なる悪口や根拠のないうわさ話の意味で使われるようになったというわけです。

 

 

一方「がせ」は、「にせもの、まやかしものをいう、てきや・盗人仲間の隠語」。「ガセ」とカタカナ表記されることも多く見られますが、日本語です。

 

ただ、なぜ「がせ」というのかはよくわかっていないようで、「騒がせる」「お騒がせ」の「がせ」からだという説もあるようですが、定かではないようです。

 

 

あえて二つの語の違いをはっきりさせるとすれば、「ガセ」は情報の発信者が本当か嘘か分からないまま流す、悪意がない嘘。「ガセネタ」などと使われます。

 

 

「デマ」は「デマを流す」などの使われ方がされますが、発信者が事実と反する嘘とわかっていながら、相手の印象を悪くしようとする悪意がある情報ということになります。

 

いずれにしても、「デマ」と「ガセ」はまったく別の語でしたが、最近はほとんど同じ意味で使われているわけで、「じゃあ、フェイクって言えばよくね？」と若者に言われそうですが、「フェイク」よりも「デマ」「ガセ」のほうが意味が通じやすい世代も多いものです。使い分けって大事ですね。

 

日本語には、嘘も必要なときがあるという意味の「嘘も方便」という言葉もありますが、「デマ」や「ガセ」には騙されないようにしたいものです。

 

 

さて、お待たせしておりました新刊のご案内です。「デマ」でも「ガセ」でもない、「真実」を編集後記でご覧くだい。

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●○●　　編集後記　●○●

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皆様、大変お待たせいたしました。新刊の刊行が決定いたしました。

同文館出版から、タイトルは、『安心と自信を手に入れる！ビジネスマナー講座』1,870円（税込）

 

 

7月15日から全国の書店店頭で発売。展開開始です。東京の大型店から始まり、地方大型店、中型店、地域によってタイムラグが発生し、19日に並ぶ書店もあるかもしれません。

 

アマゾンでは16日発売ですが、Amazonキャンペーンも開催するため、詳細が決定したらお知らせします。

 

 

今後、表紙のカバー写真や内容、メルマガ読者限定のお得情報など新刊情報を配信することもありますので、ご了承ください。

 

「何を覚えるべきかわからない」就活生・新社会人から「こんなときは？」と迷う指導者の方にもお役に立てる充実の内容です。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

田巻　華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける！」メールセミナー　「1ミリでも前へ！一歩踏み出す勇気とやる気をプレゼント！」をコンセプトに、生涯アナウンサー＆元秘書　田巻華月がおおくりしています。