いい会社とは?

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UX新潟テレビ21でニュースを読んで、早8年半。デスク(記者の取材や記事の編集を指揮する責任者)や他の記者との仕事以外の会話も楽しいものです。先日、田巻の元勤務先、KKB鹿児島放送が話題にのぼりました。デスクが言います。「KKBさんって、ほんと、いい会社ですよね」。

聞けば、回覧されるテレビ朝日系列局の社内報を見て、KKBは社員同士の仲の良さが伝わってくると言うのです。確かに、田巻が在職中の21年間は、社員旅行や交流行事を通して、また、行事などはなくても、社員同士のコミュニケーションはとれている方だと感じていました。

 

 

退職し、外から眺めてみても改めてそう思います。「いい会社」だと。

 

 

さて、田巻の新年度は、そんな元職場KKB鹿児島放送の新入社員研修でスタートしました。今週4月2日、3日、まる2日かけた社会人マナー研修です。後輩たちに直接指導できる、させていただけるのはありがたいことです。

【働くとは?~KKB鹿児島放送 新入社員研修~】

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働くとは? ~ KKB鹿児島放送新入社員 社会人マナー研修 ~

 

4月1日には入社式、その夜は全社あげて新入社員歓迎会が催され、新入社員の出し物?で盛り上がったそうです。そんな若者たちに、「あなたにとっていい会社とは?」という質問を投げかけてみました。

 

働き方改革が叫ばれている今、今どきの若者たちが口にした共通点は、意外にも・・・人間関係が良好、社員同士の仲が良い会社でした。皆さんにとっての「いい会社」とはどんな会社ですか?

 

 

ところで、今年も売り手市場ですが、いよいよ就活は本番を迎えます。先月下旬に就活セミナーで訪れた広島大学大学院の学生たちも、すでに1人で数社内定を手にしている学生が多く、驚きました。

【広島大学大学院で就活セミナー!研究したことを活かすためにも】

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広島大学大学院で就活セミナー!研究したことを活かすためにも・・・

学生たち、その保護者、更には教職員までもが安易に口にする言葉。それが、「いい会社」という言葉です。

 

田巻も個人的にはついつい口にしてしまいますが、キャリア教育や就職支援に関わる立場としては、「優良企業」と同様簡単に使ってはいけない言葉かもしれません。学生が何を基準に、保護者が何を評価しているのかわからないからです。明らかなのは、商品やサービス、広告からくる企業のイメージ、業績に関するデータなどでしょう。そこから更に、お給料がいいか、休みはどうか、女性なら結婚後の環境など、評価する項目はどんどん出てきそうです。

 

 

そうなると、顧客の立場から見た「優良企業」と、従業員の立場での「優良企業」は違うかもしれません。しかも、これらの言葉から想像される企業も時代と共に変化するでしょう。

 

 

こんなことがありました。田巻が新潟の大学で就活に関わり始めた8年ほど前のこと。誰もが知るホームセンターを全国展開している新潟に本社に置く企業についてです。

 

もちろん業績も良く、田巻が再就職できるものなら入りたいとさえ思う会社について、学生が入社試験を受けるか悩んでいると。理由は・・・「大学まで出て、レジ打ちをするのか」と保護者に反対されたから。田巻、耳を疑いました・・・

 

そもそもレジの仕事自体、簡単ではありませんが・・・おそらく、ホームセンターで働くアルバイトやパートのイメージが強かったのでしょう。保護者が仕事内容を把握していない問題点がありました。保護者のための就活セミナーなるものが流行り出したのも、こんな背景もあるのでしょうか。

 

「いい会社」「優良企業」は、基準が様々で人により異なります。教職員や保護者、先輩、友人はよかれと思って様々なアドバイスをしますが、しかし最終的に決定するのは自分自身。

 

周りの意見にも十分に耳を傾け、しかし、人の意見ではなく、自分の目で見て考え、自分の心の声にも耳を澄まし決めることが大事、と学生には伝えております。自分の人生の代理人はいませんし、背負う覚悟が必要です。

とは言いながら、将来、息子が就活を始めるとき、正直自分がどうアドバイスするのか・・・なってみないとわかりません。

 

 

さて、「いい会社」を連呼して、1つ思い出したことがあります。秘書検定のテキストに出てくる「ハーバード大学の臨床心理学者メイヨーらによる人間関係の重要性の実験」です。

 

労働者は会社が定める公式な人間関係よりも、仲間同士の非公式な人間関係の絆が強く、それが作業に大きな影響を与えるということ。そして、労働環境や労働時間の長短とは関係なく、現場の責任者と労働者の人間関係が良好だと生産性が向上するということ実証したというのです。

 

つまり、賃金や休暇などの労働条件や職場環境より、職場での非公式な集団の人間関係や人間感情の方が、生産性に与える影響は大きいということです。アメリカで約90年くらい前に行われた実験ですが、現代でも学ぶべきことがたくさんあると秘書検定の人間関係の項目で紹介されています。

 

UXのデスクが社員同士の仲の良さ=いい会社と判断していたことが裏づけされたように思います。今回の研修後も、元上司や元同僚たちと杯を傾けて打ち上げし。懐かしい話に花が咲きました。社長秘書時代もお世話になった元社長は、現在鹿児島を離れていますが、連絡したら、わざわざ鹿児島まで来てくださって、飲み会に合流。鹿児島放送を離れて9年。今でもそんな付き合いができる会社は、「いい会社」だと、田巻は思っています。

 

 

しかし、人付き合いをあまりしたくない人にとっては、仲間意識の強さを「ウザい」と思うかもしれませんし、やはり、人それぞれですね。

 

 

「いい会社」という言葉の表現は、本当に難しいものの、「自分にとっていい会社」にするために、自分にできることは何か新年度に考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

あっ、新潟テレビ21も「いい会社」ですよ。

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