「ボーナス」は、ローマ神話の神?
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昨日は全国のほとんどの公務員に、冬の賞与いわゆるボーナスが支給されました。民間企業との格差を解消するために率が引き下げられ、3年連続の減少です。
今年は夏に続き、新型コロナウイルスの影響による経済的打撃で一部を除きほとんどの業界、企業でカットや減額が避けられません。皆さんは、いかがですか。
ところで、この「ボーナス」の語源をご存知でしょうか。辞典には、もともとはラテン語で「良いもの」「財産」という意味と書かれています。
ボーナスは、英語の「bonus」から来ていますが、その「bonus」の語源がラテン語の「bonus(ボヌス)」。さらに、そのラテン語の「ボヌス」は、ローマ神話に由来。成功と収穫の神である「Bonus Eventus(ボヌス イヴェントス)と言われているそうです。
また、三菱グループのサイトを除くと、興味深い記事が。「毎年12月になると、新聞社やTⅤ局から『日本で最初にボーナスを出したのは岩崎彌太郎だそうですが、本当ですか』との問い合わせが三菱資料館にある」と書かれていました。
その回答が記載されています。それによると、明治9年に世界の海運会社とビジネス競争をしている中で、岩崎彌太郎が自身の50%の減給宣言を行い、社員も岩崎彌太郎にならって給与の三分の一を返上しました。
この結果、ビジネス競争に勝ち、その勝利は社員おかげとして、年末に賞与を支給することにしたというのです。ただし、これで年末賞与が制度化されたわけではなく、毎年支給されるようになったのは「三菱社誌」によると明治21年からとされています。
岩崎彌太郎は、会社として初めてボーナスを支給しましたが、日本で初めてボーナスが出たのは、江戸時代だそうです。
江戸時代のお仕着せ(おしきせ)がそれで、お仕着せとは、主人から奉公人へ与える着物のことです。四季に応じて着物を与えていたことから「四季施(しきせ)」とも言われ、特に、お盆と年末の2回与えることが多かったといいます。
江戸時代は、盆休みに故郷へ帰る奉公人に新調の着物を与えて労をねぎらう習慣があり、また、お正月休みには「餅代」を支給したとか。このことから、夏と冬に特別に支給される手当という概念が生まれたようです。
そう言えば、「これでは餅代にもならない」という表現がありますね。辞典でも、「餅代」は、年末の臨時収入。年末一時金。ボーナス。また、正月用の餅を買うわずかな金銭。としています。冬に対して夏の一時金は、「氷代」です。
ボーナスが出るのは当り前ではなく、出ること自体がありがたいことです。と、個人事業主となって10年になる田巻は思います。
フリーランスにはもちろんボーナスはないため、日々コツコツ働くしかありませぬ。
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