「爆笑」問題
田巻華月メルマガ「『人間力』に磨きをかける!」メールセミナーの内容をブログでは1週間遅れで簡潔にお伝えしています。2022年12月9日配信分のメルマガの内容です。編集後記やセミナー情報などをタイムリーにご覧いただくには、メルマガにご登録ください。メルマガは毎週金曜日の午後に配信しています。
「『爆笑』問題」と言っても、お笑いコンビのことではありません
大学の授業で毎年取り上げる、文化庁の国語に関する世論調査。さまざまな言葉が、本来の意味ではなく誤用されていることが多い
今年発表された2021年度の結果でも、「姑息」について、本来の意味「一時しのぎ」と答えたのは17.
大きな声を表す慣用句として、本来と違う「声を荒らげる(あらげる)」を使うと答えた人が79
そんな話をした授業のあと、学生からこのような感想がありました
「今一番気になるのは爆笑です。最近は一人で大笑いしているときも爆笑が使われます。この言葉はどんな変化をするのか、それともしないのかとても気に
「爆笑」をどのような意味で使っていますか。この学生は、「爆笑」という言葉は、そもそも「一人」で笑うとき
2018年1月に10年ぶりに改訂された『広辞苑』の第七版。10年もすれば、新しい言葉も増え、以前から載っていた言葉にも
そこで注目されたのが「爆笑」です。第六版と七版では、説明文が大きく変わっていて、これは大事件で
『広辞苑』第六版 大勢が大声でどっと笑うこと。
『広辞苑』第七版 はじけるように大声で笑うこと。
なんと!旧版には「大勢で」と人数の指定がありましたが、新版ではそれがなくなっているのです。
ということは・・・「一人でも爆笑できる!一人でも爆笑と言って
これまでは、爆笑は、大勢で笑うときに使う言葉で、田巻も学生にそう説明したことがあります。
しかし、新版で訂正されてからは、数奇な運命の言葉として取り上
しかし、今でも、「大勢で/一斉に笑うこと」のように説明する国語辞典がまだ多数派です。そのため、「爆笑は本来一人ではできない」と指摘されてきました
国語辞典編纂者の飯間浩明氏は、以下のように発信しています。
「『広辞苑』の「爆笑」項目は、旧版<大勢が大声でどっと笑うこと>→第七版<はじけるように大
なぬ!
90年ほど前の使用例でも、一人で大笑いしていると捉えられるものがみられるというのです。「爆笑」は比較的新しい言葉で、昭和に入った頃から使われ始めま
以下です。
「そして彼は陰欝に爆笑した」(徳田秋声による小説「町の踊り場
(※主語は「彼」。明らかに一人で爆笑しています。)
広辞苑の辞典編集部によれば、「誤りだと言われてきた意味・用法
誤用により「一人で爆笑」が可能になったわけではなく、そもそも「爆笑」には「大勢で」という意味が含まれていなかった
では、どうして人数制限が生まれてしまったのでしょうか。
それは「どういうわけか、『大勢で』と加えて載せてしまった辞書
辞書が間違ってしまったことで、使用可能な意味が誤用として扱われるようになったとは・・・
未だに何を信じていいのかわからない、まさに「爆笑問題」でした
拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』発売から1年を機に、インスタグラムでは「ビジネスマナーミニ講座」をお伝えしています。毎週火曜日に更新します。フォローしていただければ嬉しいです。
田巻 華月 Instagram
https://www.instagram.com/katsuki_tamaki/
拙著『安心と自信を手に入れる!ビジネスマナー講座』は、お陰様で重版しました。3月3日に電子書籍も発売になりました。本を持ち歩かなくてもいいので、とても便利というお声をいただき、ありがたいことです。ご自宅や会社に紙面で一冊、更にkindle版もいかがでしょうか
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
メルマガをタイムリーにご覧いただくには、メルマガにご登録ください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
オフィシャルサイト こちら
暗闇を照らす月のように それぞれの道に寄り添い光をあて 華を咲かせるお手伝い
~ あなたと月と華の道 ~ M*Fleur 代表 田巻 華月
☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆
オフィシャルサイト こちら
Ameba Blog こちら
田巻 華月(個人) Facebook こちら
M*Fleur Facebook こちら
『「秘書力」で人生を変える!』Facebook こちら
『「秘書力」で人生を変える!』Amazonこちら
Instagram こちら
Twitter こちら
☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆